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レースを左右するのは不安定な天候か。編集担当スタッフがGT500ウイナー&ポールポジションをガチ予想

2022年09月16日 19:20  AUTOSPORT web

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2022スーパーGT第6戦SUGO ARTA NSX-GT&ZENT CERUMO GR Supra
2022年のスーパーGTはいよいよ後半戦へと突入。第6戦の舞台は数々の名勝負が繰り広げられたスポーツランドSUGOです。そんな2022スーパーGT第6戦SUGOの予選ポールポジション(PP)と決勝ウイナーを、オートスポーツweb編集スタッフがズバリ予想します。決勝日にはもしかしたら雨が降るかもしれないという難しいコンディション。そんなときこそ長年の経験と勘がウイナー予想に役に立つ(はず)。個人的な希望を極力排しつつ(たぶん)、走る前からガチで当てに行きます!

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●カワノ(GT現場経験3年目。たぶん若手と呼ばれる部類)のウイナー予想

◎本命:#64 Modulo NSX-GT
〇対抗:#3 CRAFTSPORTS MOTUL Z
△大穴:#23 MOTUL AUTECH Z

PP予想:#64 Modulo NSX-GT

 ポールポジションは第5戦終了時点でGT500クラス唯一サクセスウエイト(SW)を搭載しない64号車と予想します。15台中ただ1台ノーポイントの64号車はここで大量ポイントを是が非でも手にしたいところ。そしてPPを獲り、ドライコンディションであれば、そのまま決勝で逃げを打つ可能性も少なくはないでしょう。

 ただ、魔物が棲むと言われるSUGOだけに、荒れることも予想されています。その荒れ模様の要因となりそうな雨雲が、決勝が行われる18日午後にSUGO上空に接近しそうです(16日時点の天気予報より)。SUGOでは2019年もウエットレースとなりましたが、その際に好走を見せたのがミシュランタイヤを履く、ニッサン勢の2台でした。

 今季初のウエットレースとなれば、いよいよ溝付きドライタイヤのようなトレッドパターンのミシュランの新型ウエットタイヤがデビューを迎えそうです。開幕前の富士テストでは雨のセッションでライバル勢を1秒引き離す好走を見せていました。まだそのポテンシャルは未知数な部分も多いですが、『雨ではミシュラン』と予想し、対抗には3号車を挙げます。大穴は同じくミシュラン勢の23号車。4グリッド降格ペナルティをいかに跳ね除けられるかという点も含め、注目です。

●ゴトー(GT現場経験2年目。オートスポーツweb最年少組20代スタッフ)のウイナー予想

◎本命:#38 ZENT CERUMO GR Supra
〇対抗:#23 MOTUL AUTECH Z
△大穴:#100 STANLEY NSX-GT

PP予想:#16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT

 スポーツランドSUGOで行われる2022スーパーGT第6戦は本命は、トヨタ陣営のなかでここまで不運などで結果を残せておらず、サクセスウエイト16kgと軽量な38号車ZENT CERUMO GR Supraだと予想します。そろそろ立川祐路と石浦宏明のベテランコンビの笑顔を見たいです。

 対抗には前戦鈴鹿でポールポジションを獲得しながらも優勝を飾れなかった23号車MOTUL AUTECH Zが来るはずです。金曜日の時点で決勝日となる日曜日は曇り予報ですが、もし雨が降ればミシュランタイヤを装着するニスモの2台が好走を披露するはずですが、23号車のグリッド降格がどう影響するか気になるところ。

 大穴はホンダ陣営から100号車STANLEY NSX-GTと予想。昨年のSUGO戦では虎視眈々と上位に顔を出し2位表彰台を獲得しているだけに、今年も侮れない存在になるでしょう。予選ポールポジションは38号車とも迷いましたが前戦ポールで勢いにのる16号車Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GTがサクセスウエイトの軽さも味方して2戦連続ポールを獲得すると予想します。

●みずの(GT取材デビューから、かれこれ14年目。若者に負けないようにガンバリマス)のウイナー予想

◎本命:#8 ARTA NSX-GT
〇対抗:#100 STANLEY NSX-GT
△大穴:#38 ZENT CERUMO GR Supra

PP予想:#16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT

 本来、サクセスウエイト(SW)から考えると、わずか16kgのSWを搭載する38号車ZENT CERUMO GR Supraが今回のSUGOで大本命なのは間違いない。ただ、38号車は開幕戦で4位に入って以降、トラブルやアクシデントが続き、4戦連続でチェッカーを受けることができていないというまさかの事態に陥っていることから、敢えて本命から外した。

 替わって優勝候補の最右翼となるのが、8号車ARTA NSX-GT。昨年はこのSUGOで速さを見せながらも、ペナルティがペナルティを呼ぶかたちで、イレギュラーにピットロードを4回走行することになり自滅してしまった。今年はそのリベンジをSUGOで果たすと見る。同様に、前戦鈴鹿のファイナルラップで悔しいクラッシュを喫してしまった100号車STANLEY NSX-GTが上位候補と見た。