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「改葬・お墓の引越し」を検討する理由、1位は?

2022年09月16日 13:02  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
ニチリョクは9月13日、「お墓のお引越し」に関する意識調査の結果を発表した。調査は8月25日~30日の期間、「改葬・お墓のお引越し」を知っており、かつ1都3県の40~50代以上・1都3県以外の60~70代男女1,000人に対して行われたもの。なお、いずれもお墓から100km以上離れたところに住んでいる人が対象。また、ここでは40~50代を送り出す世代、60~70代を親世代と定義している。


まず、送り出す世代・親世代それぞれに「改葬・お墓のお引越し」を検討したい・した理由を聞いたところ、「お墓が遠方にあり、行くのに負担がかかるから」が58.0%で最多となった。親世代は「自分の子どもや親戚にお墓の管理で負担をかけたくないから」が50.3%。送り出す世代よりも2割以上高くなっている。



次に、両世代に家族と「改葬・お墓のお引越し」の話をすることに対し、抵抗感があるか尋ねてみた。すると、「あまり抵抗感はない」「まったく抵抗感がない」の回答の合計は、送り出す世代が53.8%、親世代が66.4%、全体で60.1%となった。


「改葬・お墓のお引越し」をしたい場所については、「自分自身の住んでいる場所に近いところ」が38.6%で最多となり、以下「家族や親戚が集まりやすいところ」(26.9%)、「公共交通機関で行きやすいところ」(20.5%)が続いている。

両世代に「改葬・お墓のお引越し」後、どのような種類のお墓・供養をしたいと思うか尋ねてみた。すると、全体では「納骨堂」が30.6%で最も多く、「従来の墓」(23.4%)や「樹木葬」(20.7%)を上回る結果となった。


送り出す世代に代々受け継ぐお墓を継承したいと思うか、親世代には代々受け継ぐお墓を子どもの世代に継承してほしいと思うかを調査。すると、「あまりそう思わない」「まったくそう思わない」の合計が、送り出す世代では32.8%だったのに対して、親世代では40.2%と差の出る結果となっている。


送り出す世代に「代々受け継ぐお墓を継承したくないと思う理由」を聞いたところ、「お墓の管理が大変だから」が50.6%でトップ。「お墓までの距離が遠いから」が31.1%で2位と現実的な理由がある一方で、「代々のお墓自体に意味を感じないから」と回答する人も31.1%と同率で2位に。従来のお墓に限らない、新しいお墓・供養意識が根付き始めていることがわかる結果になったという。(フォルサ)