共働き世帯のキャリコネニュース読者の声を紹介する。商社系の会社に勤める30代前半の男性（埼玉県／正社員／既婚／子ども2人／手取り17万3000円）は、
「家庭を持ってますが、生活はマイナスですので嫁に働いてもらってます。子どもに誕生日プレゼントすら買ってやれません。なので土日に副業をして生活費を稼いでいましたが、過労で倒れてしまい。子どもが成人するまで生きていけるのかすら不安に思います」
と危機的状況を嘆いた。いまどき共働きは珍しくないが、二馬力でも十分な収入にならない苦しさがうかがえる。（文：福岡ちはや）
※キャリコネニュースでは「手取り20万円以下の人」にアンケートを実施しています。回答はこちらから https://questant.jp/q/6V8RFE22
事務職の30代女性「住んでいる地域の家賃も高く、毎月の生活はギリギリです」
「結婚を機に2年前に事務職に転職し、夫婦共働きの正社員として働いています」と語るのは、IT・通信系の会社で勤務する30代前半の女性（宮城県／正社員／既婚／子ども1人／手取り17万円）だ。転職はしたものの、新しい職場は想定外の出来事の連続だった。女性は、
「業務量の多さから最近体調を崩し休職をし、復職をしてまもなく妊娠が発覚しました。転職も難しい状態なので、産休・育休を取りながら子育てをしていく予定です」
と明かす。また、現在の生活については、
「主人の手取りも21万円と低く、また住んでいる地域の家賃も高く、毎月の生活はギリギリです」
というから状況は厳しい。なんとか産休・育休期間を乗り切ったとしても、復職後に再び女性が働けなくなる恐れがないとは限らないからだ。今のうちに住む場所や支出の内容を見直したほうがいいかもしれない。
