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ルカ・オッセンドライバー、「Theory Project」で初挑戦のウィメンズウェアに手応え

2022年09月15日 12:51  Fashionsnap.com

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「Theory Project」記者発表会に登壇したデザイナーのルカ・オッセンドライバー氏

Image by: FASHIONSNAP
デザイナーのルカ・オッセンドライバー(Lucas Ossendrijver)が来日した。9月15日に、「セオリー(Theory)」とのカプセルコレクション「Theory Project by Lucas Ossendrijver」の記者発表会に登壇。自身が手掛けたカプセルコレクションへの思い、初挑戦となったウィメンズウェアのデザインやこだわりのアイテムについて語った。

 Theory Project by Lucas Ossendrijverは、セオリーが、ルカ・オッセンドライバーをデザイナーに起用したカプセルコレクション。セオリーの新ラインである「Theory Project」の一環として始動した。9月7日から全国のセオリー店舗(一部店舗を除く)、セオリーオンラインストアで販売している。
 ルカは、エディ・スリマン(Hedi Slimane)に師事し、「ディオール オム(DIOR HOMME)」でキャリアを積んだ後、アルベール・エルバス(Alber Elbaz)のもとで「ランバン(LANVIN)」のメンズを確立。メンズ・クリエイティブ・ディレクターとして14年間メンズを率いた後、2019年春夏コレクションを最後に同職を退任し、ブランドを去った。
 同コレクションのデザイナーを引き受けた理由について「アーバンユニフォーム」という明確な目的を掲げるセオリーに共感したことだと述べたルカは、今回のコレクションを「ランウェイではなく、日常生活で輝く服」だと説明。ニューヨークの都会的なライフスタイルから着想を得て、場所を選ばずに着用できる柔軟性とフォーマルにもカジュアルにもなりすぎない汎用性のある服を目指したという。また初挑戦となったウィメンズウェアのデザインについても「楽しめたし挑戦的でもあった。自分のこだわりである現場主義を貫いたのでプロセスに大きな違いはなかった。初めてデザインしたワンピースやウィメンズのシャツが満足のいく仕上がりになって良かった」とコメントした。

 記者発表会では、こだわりのディテールやおすすめアイテムについてルカが説明。着丈のバランスに拘り、インナーとしてもアウターとしても着用できるキルティングのボンバージャケット「Crinkle Twill Wj04」(4万4000円)や、ゴアテックス(GORE-TEX)素材や止水ジップを採用して高い機能性を実現しながら、首元と裾、ウエスト内部にドローコードを配しシルエットに変化をつけれるアウター「Backed Tech Mj07」(12万1000円)などを紹介した。

■Theory Project:公式サイト