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お墓の購入費用「100万円以上」想定している人は11%、実際は?

2022年09月15日 08:01  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
エイチームライフデザインは9月13日、「お墓の費用・購入体験の実態調査(2022年)」の結果を発表した。同調査は7月6日~8月1日、お墓の購入検討者とお墓購入者552人を対象に、インターネットで実施した。


購入したいお墓の供養形態は「永代供養付きのお墓」「子や家族に代々承継するお墓」のどちらであるか尋ねたところ、83%が「永代供養付きのお墓」と回答した。しかし実際のお墓購入者に供養形態を聞くと、「子や家族に代々承継するお墓」(58%)という回答の方が多くなっている。



お墓の購入を検討している人に、購入したいお墓タイプについて聞くと、「永代供養墓」(39%)が最も多く、「樹木葬」(27%)、「一般墓」(20%)と続いた。一方、実際にお墓を購入した人にどのようなタイプのお墓を購入したか尋ねると、昔ながらの「一般墓」(55%)が最も多くなっている。


お墓の購入金額について聞くと、購入を検討している人は「100万円以上」かかるイメージがあると回答した人は11%であったが、実際にお墓を購入した人は48%が100万円以上かけていることがわかった。

永代供養付きのお墓を購入検討する人に、その理由を聞くと、46%が「お墓の跡継ぎ問題」、21%が「お墓の跡継ぎはいるが、継がせたくない」と答えた。購入した人の理由は、「お墓掃除をしなくて済む」(23%)、「お墓の跡継ぎ問題」(22%)が多い。


代々、承継するお墓を希望する人にその理由を尋ねたところ、「家族で一緒のお墓に入りたいから」「お墓の跡継ぎがいる」(各54%)、「お墓参りに行きたいから(行ってほしいから)」(51%)、「家族でしっかり供養したい」(38%)など、家族を軸とした理由が多かった。



実際に代々、承継するお墓を購入した人に理由を聞くと、「先祖代々してきたことをそのまま継承した」「自分の祖父母の世代からそうだったから」「周りと同じようにしました」など、上の世代や周囲の慣習に合わせて購入したという意見もあった。



購入したいお墓の条件を聞くと、「お墓参りしたい交通アクセス」(65%)が最も多く、「購入金額の安さ」「維持費の安さ」(各47%)が多かった。しかし、実際の購入者がお墓を選んだ決め手は「アクセス」(34%)のみ3割を超え、「購入金額」「維持費」「お墓の管理」「雰囲気や見晴らし」「アフターフォロー」などがそれぞれ2割程度で並んだ。(フォルサ)