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ウィリアム王子、祖母・エリザベス女王への追悼文を発表「感謝の気持ちでいっぱい」

2022年09月11日 10:21  Techinsight Japan

Techinsight Japan

2021年6月、スコットランドで女王の公務に付き添ったウィリアム王子(画像は『The Prince and Princess of Wales 2021年6月28日付Instagram「Returning to Scotland for Royal Week!」』のスクリーンショット)
エリザベス女王が96歳で崩御したことを受け、孫であるウィリアム王子(40)が追悼文を発表した。王子は女王との思い出を偲び、「最も幸せな瞬間や悲しい日々にも、いつもそばにいてくれた」と感動的な言葉を綴った。

ウィリアム王子が現地時間10日、ウェールズ公夫妻の公式SNSで祖母・エリザベス女王を追悼した。

エリザベス女王が8日に死去したことに伴い、チャールズ3世(73)が国王に即位した。翌日放送したテレビ演説で、国王は自身の称号だった“ウェールズ公(プリンス・オブ・ウェールズ)”を長男ウィリアム王子に、故ダイアナ妃の称号“ウェールズ公妃(プリンセス・オブ・ウェールズ)”を王子の妻キャサリン妃に授けたと発表した。

国王は9歳の時に女王からウェールズ公に任命された以来、64年以上にわたって称号を使ってきた。

ウェールズ公となったウィリアム王子は、声明文の冒頭で「木曜日、世界は、国、領域、英連邦に対して絶対的な献身をした、並外れた指導者を失いました。彼女の歴史的な治世の意味については今後、多くのことが語られるでしょう」と述べた。

続いて、祖母である女王との個人的な思い出を回想した。

「私は祖母を亡くしました。祖母を失ったことを悲しむ一方、感謝の気持ちでいっぱいです。私は40代に突入するまで、女王の知恵と安心感を得ることができた。妻は20年間、女王の導きとサポートを受けてきました。私の3人の子供達は女王と一緒に休日を過ごし、生涯忘れることのない思い出を作ることができました。」

さらに王子は女王のことを“グラニー(おばあちゃん)”と親しみを持って呼び、祖母を亡くした悲しみを述べた。

「彼女は私の最も幸せな瞬間や人生の中で最も悲しい日々に、いつもそばにいてくれた。この日が来ることは分かっていたが、グラニーのいない生活が本当に現実的に感じられるようになるには、まだ時間がかかりそうです。」

そして「彼女が私の家族と私に示してくれた優しさに感謝します。私の世代を代表して、公職における奉仕と尊厳の模範を示し、異なる時代でありながら常に私達に関連することを教えてくれたことに感謝します」と加えた。

最後に王子は、新国王に即位した父・チャールズ3世をサポートしながら、祖母との思い出に敬意を表するとしてこのように綴っている。

「私の祖母は、悲しみは愛のために支払う代償であるという有名な言葉を残しています。これから数週間、私達が感じるであろうすべての悲しみは、並外れた女王への愛の証となるでしょう。私は父である国王をできる限り支援することで、彼女の思い出を称えたいと思います。」

画像は『The Prince and Princess of Wales 2021年6月28日付Instagram「Returning to Scotland for Royal Week!」、2022年9月10日付Instagram』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)