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エリザベス女王、チャールズ皇太子に看取られて息を引き取る ウィリアム王子とヘンリー王子は間に合わず

2022年09月09日 18:31  Techinsight Japan

Techinsight Japan

エリザベス女王の最期を看取ったのはチャールズ皇太子だった(画像は『The Prince of Wales and The Duchess of Cornwall 2021年5月11日付Instagram「Her Majesty The Queen
エリザベス女王が現地時間8日、スコットランドのバルモラル城にて96歳で死去した。女王はチャールズ皇太子とアン王女に見守られ、静かに息を引き取ったという。他の王室メンバーは飛行機で女王のもとに駆けつけたものの、最期を看取るのには間に合わなかったそうだ。

バッキンガム宮殿は8日の午後12時32分声明を発表し、「医師団が女王の健康状態を懸念しており、直近の家族に知らせる間、医師の監視下におくことを勧めた」と伝えた。

英メディア『Daily Mail Online』によると、この日の側近達は最悪の事態を考慮し、午前6時48分にウィンザーからエリザベス女王のヘリコプターを派遣して、公務でスコットランドのエアシャイアにあるダンフリーズ・ハウスに滞在中のチャールズ皇太子を迎えに行ったという。10時27分にバルモラル城に到着し、母親の病床に付き添った。

当時カミラ夫人はスコットランドの保養地であるバークホールに滞在しており、車で女王のもとへと駆けつけた。

ウィリアム王子とアンドルー王子、エドワード王子&ソフィー王妃は王立空軍機でスコットランドへ向かったが、アバディーン空港に到着したのは午後3時50分だった。

空港からはウィリアム王子がレンジローバーを運転し、助手席にアンドルー王子、後部座席にエドワード王子とソフィー王妃を乗せてバルモラル城へと向かった。車両が到着したのは、午後5時過ぎだった。

英リズ・トラス首相の広報担当者によると、トラス氏は午後4時30分にエリザベス女王の逝去を知らされたという。このためチャールズ皇太子とアン王女以外の王族は女王の最期を看取れなかったとみられている。

そして午後6時30分にはバッキンガム宮殿が声明で、女王が崩御したことを発表したのである。

ヘンリー王子とメーガン妃は、ヨーロッパでのチャリティイベントに出席するため3日に英国に到着していた。王子は妃を伴わず、ロンドンのルートン空港からプライベート機に乗ったが、宮殿が女王の死を発表した時には飛行中だった。

ヘンリー王子はアバディーン空港から車に乗り、宮殿の発表から約1時間後となる午後7時52分にバルモラル城に到着した。

エリザベス女王の崩御を受け、チャールズ皇太子が“チャールズ3世”として王位を引き継いだ。チャールズ3世は9日にロンドンに戻り、国民に向けてスピーチを行う予定だ。

画像は『The Prince of Wales and The Duchess of Cornwall 2021年5月11日付Instagram「Her Majesty The Queen, accompanied by The Prince of Wales and The Duchess of Cornwall, opened a new session of Parliament this morning.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)