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BMW『G310R』初心者もベテランのライダーも注目! 誰もが楽しめるBMWの入門編/葉月美優のバイク通信

2022年09月07日 13:50  AUTOSPORT web

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「G310Rの一番のお気に入りは、スポーティなデザインです。BMWのラインアップの中で最も小さいのに、デザインは迫力満点です。私は赤色が大好きなので、このフレームとホイールに惹かれました」
みなさん、こんにちは♪
『オートスポーツWEBバイク部』の部長兼レポーターの葉月美優です。暑い日のツーリングは、体力を奪われますよね。そんなときは日の出とともにツーリングするのが気持ちよくて、大好きです♪

最近は、ファンの方からスイカを頂いたので、ずっとやってみたかったスイカ割りをやりたくて、バイクで奥多摩の川に行きました! 夏の思い出としてYouTubeにアップしたいと思っています。気長にお待ちいただけたらうれしいです♪

さて、バイクレースや新車試乗、ツーリングやイベント情報まで、いろいろコンテンツを詰め込んで、バイクの魅力を発信する『葉月美優のバイク通信』2回目は、BMW『G310R』の試乗レポートをお届けします!

BMW『G310R』は、『ジー・サンイチマル・アール』と呼びます。“0”を“ゼロ”ではなく、“マル”と呼ぶところが面白いなぁと思いました。このバイクは、排気量313ccの単気筒エンジンを搭載したロードスポーツモデルです。前回お伝えした電気スクーター『CE04』と同じように、普通自動二輪免許で乗ることができます。

『G310R』のボディサイズは全長2025mm、全幅820mm、全高1120mm、ホイールベース1380mmです。大型のモデルが多いBMWのラインアップの中で、サイズも排気量も最も小さいバイクです。初心者や女性ライダーにも扱いやすいと思います。

まずは、外観からチェックしていきましょう。注目は、赤&白&青の3色のカラーリングです♪ スポーティで、カッコいいですよね。特に、真っ赤なフレームとホイールは、私の好みです。スポーティなんだけど、尖りすぎていない“ほどほど感”があって、世代や性別を問わずに好まれるデザインだと感じました。

ちなみに、私の中でバイクのデザインを左右するのは、カラーリングです。私の愛車スズキGSR250のカラーリングは、トリトンブルーメタリック/パールグレシャーホワイトの組み合わせです。キャンディカーディナルレッド/パールネブラーブラックと迷いに迷って、トリトンブルーメタリックを選びました。これは私的に大正解で、大満足しています! BMWのカイヤナイト・ブルー・メタリックも、艶やかで惚れ惚れしちゃいました。

『G310R』の車両重量は164kg。これは、かなり軽い方だと思います。私の愛車スズキGSR250は183kg、ホンダCBR250RRは168kgです。この2台も扱いやすいですが、『G310R』は軽さに加えハンドル位置も高いため、それ以上にバイクを起こす動作も楽々できました。

足つき性も、両足がしっかりと地面をとらえることができて、安心感は高いです。『G310R』のシート高は785mm。スズキGSR250は780mm、ホンダCBR250RRは790mmと同じような感覚でまたがることができました。シートも座面幅が狭いため、脚を下ろしたときも安心感たっぷりです。クラッチの握り心地も軽めで、操作性もよかったです。

試乗レポートに移りましょう♪ 『G310R』はハンドル位置が高めに設定されていて、ストレスのない姿勢をとることができました。

スタートダッシュは、優しめな印象です。不意のエンストを防いでくれる低速アシスト機能は発進時だけでなく、低速走行時にも安心です。ブレーキ性能も癖がなく、扱いやすかったです。

『G310R』は足つき性が良くて、車重も軽めなので、信号待ちの時も不安なく止まっていられます。スピードも加速力も合格点です。エンジンの振動は伝わってきますが、スポーツバイクの試乗で感じる手が痺れてくるまでではないので、長距離走行でも疲れにくいと思います。

そして! 『G310R』の魅力といえば63万7000円という車両価格だと思います。輸入メーカーのバイクは、全体的に高額設定のモデルが多いなか、70万円以下という価格設定はうれしいですよね。同じクラスで見ると、ホンダの人気モデル『CB250R』の車両価格は56万円です。それにプラス約10万円でBMWオーナーの道が開かれるとなれば……検討あるのみですよね! 夢が膨らみます♪

『G310R』は走りも楽しいですが、なにより扱いやすいバイクでした。コンパクトなサイズで、小回りも効いて、操作性もよいので、初心者ライダーにもオススメできる1台です。

でも、ただ扱いやすいだけじゃなく、走れば走るほど楽しさが増していくバイクでもあるので、ベテランのライダーさんたちにも是非味わってみてほしいなぁと思いました。

BMWはハードルが高いと思っていましたが、こんなに楽しく乗れるバイクがあるんだなぁと新たな発見でした! 私の物欲が刺激されまくりでした♪