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なにわ男子 藤原丈一郎&長尾謙杜、笑いに満ち溢れる“丈長”ワールド 最年長&最年少コンビの微笑ましい空気感

2022年08月31日 10:11  リアルサウンド

リアルサウンド

なにわ男子

 8月15日に20歳の誕生日を迎えたなにわ男子の長尾謙杜。この日を機にメンバー全員が20代のグループになった。グループで最年長の藤原丈一郎は現在26歳と年齢差があるものの、2人は兄弟のような微笑ましい関係性が築かれている。


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 そんな“丈長”コンビといえば、5月20日に「#丈長の休み時間」と題してなにわ男子のInstagramでライブ配信を行った。自ら配信を開始したにも関わらず、慌てた様子で一旦画面からはける2人。続いて、歌を口ずさみながらフラッグを持って藤原が走れば、長尾も同様に画面を横断。そしてポップアップしたかのように2人揃って登場し、藤原の「せーの」という掛け声に合わせてタイトルコールへ。


 視聴者のコメントを受けて、藤原は「オープニング」と説明していたが、開始早々に息を切らす2人。のっけからフルスイングである。なんでもライブ開始の3時間前から準備をしていたそうで、他のメンバーがいない寂しさを滲ませる場面もありつつも、オープニングから息ぴったりの間合いで配信を進めた。ワイヤーチェアの背をくっつけて座る姿や、2人して画面を覗き込む姿がなんとも可愛らしい。なにふぁむ(なにわ男子ファンの総称)からのコメントをこまめに拾っては返すなかで、藤原がボケると長尾がすかさずツッコミを入れる。2人は「(内容を)何も決めてない」と言いつつも、阿吽の呼吸を見せて場を盛り上げた。


 藤原が言った「しいていうなら」に長尾が「“しい”ていうなら? 僕“ランド”でいうなら」と続けたり、楽しくなってきた藤原が口笛を吹いてハンドルを回す仕草をすると、長尾は「1928年の白黒ミッキーやん!」とツッコミを入れたり。当人たちは「明日から使えるコミュニケーション術」として勧めていたが、テンポ感といいテンションといい、これができるのも2人だからこそ。コメントのリクエストに応えてメンバーに電話をかけたり、モノマネを披露したりするだけでなく、この日のためにお揃いの服を用意したり、小道具を準備したりなど、彼らならではのエンターテイナーぶりも発揮されていた。終始サクサクとトークを展開しては、泉のようにネタを繰り出し、視聴者をひとときも飽きさせない笑いに満ち溢れた時間は、まさに“丈長ワールド”であった。


 メンバーの年齢差があるのはなにわ男子に限ったことではないが、デビュー以降に徐々に距離を縮めていったグループもあるなかで、年齢差をものともしないファミリー感は、なにわ男子らしさと言えよう。気は早いが10年、20年と時間を重ねてメンバーの関係性がどんな風に熟していくのかも楽しみだ。


 さて、そんな2人は現在ドラマでも活躍中だ。長尾は『パパとムスメの7日間』(TBS系)で主人公の小梅(飯沼愛)が憧れる先輩の健太を演じている。一方の藤原は、大橋和也が主演を務める『消しゴムをくれた女子を好きになった。』(日本テレビ系)で、大橋演じる福田悠の親友・板倉和希を演じている。共に“ハマり役”というほどに好演し、今後活躍の場をますます広げることだろう。


 デビュー以降、グループ活動はもちろん、メンバーそれぞれソロの仕事が増えているなにわ男子だが、またこんな風に様々な組み合わせで、なにふぁむを交えながら笑いに満ちた時間がもたらされるのを心待ちにしている。(柚月裕実)