「2022年 第53回星雲賞」にて、椎名高志「絶対可憐チルドレン」がコミック部門賞を獲得した。
【大きな画像をもっと見る】「絶対可憐チルドレン」は、能力者の存在が当たり前となった近未来を舞台に3人のエスパー少女が活躍する物語。短期集中連載から始まり、2021年7月の完結まで、週刊少年サンデー(小学館)にて約17年にわたり連載されてきた。単行本は全63巻が発売されている。受賞を記念し、各電子書店では30巻まで無料で読めるキャンペーンを実施中。また椎名の直筆サイン入りグッズが当たるTwitterキャンペーンが行われているほか、サンデープレミアムSHOPにて複製原画の販売が予定されている。
第53回星雲賞ではこのほか、2021年4月に放送・配信された「ゴジラ S.P <シンギュラポイント>」がメディア部門を、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズが完結したことで自由部門を受賞。また、スタジオぬえ所属のイラストレーター・加藤直之がアート部門で受賞したほか、TVアニメ「月とライカと吸血姫」の原作となった牧野圭祐の小説が日本長編部門を獲得した。
1970年に創設された星雲賞は、日本でもっとも長い歴史を誇るSF賞。前年度に発表されたSF作品およびSF活動を対象に、「日本SF大会」参加者の投票により受賞作品が決定する。なお部門は日本長編部門、海外長編部門、日本短編部門、海外短編部門、メディア部門、コミック部門、アート部門、ノンフィクション部門、自由部門の9つ。