トップへ

福岡・天神「イムズ」跡地の複合ビル開発プロジェクトが始動 26年春に竣工

2022年08月30日 13:42  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

(仮称)天神 1-7 計画のイメージパース

Image by: 三菱地所
三菱地所が、商業施設「インターメディアステーション(INTER MEDIA STATION、通称イムズ)」跡地に開業する複合ビル開発プロジェクト「(仮称)天神 1-7 計画」の詳細を発表した。着工は2023年7月、竣工は2026年3月を予定している。

 建物は、地上20階、地下4階、塔屋1階で、地上1~3階と16~20階にホテル、3~5階と7~15階にオフィススペースを設ける。天神地下街と繋がる地下2階から地上2階には、商業施設が入居。敷地南側には渡辺通りとふれあい広場を繋ぐ地上広場、敷地西側に天神地下街と繋がる地下広場、敷地北東側に緑化柱を配した地上広場を整備する。都市と自然が調和した都市空間の形成を目指した建築デザインとして、外装には九州産材のCLTのパネルと植栽を配置。渡辺通りに面する敷地南西側の建物低層部には、V字柱と吹き抜け空間を設ける。
 (仮称)天神 1-7 計画は、福岡市が推進する天神地区に新たな空間と雇用を創出するプロジェクト「天神ビッグバン」の一環として始動。同施設は、デザイン性に優れたビルに付与されるインセンティブ制度「天神ビッグバンボーナス」の認定を受けたことに加え、感染症対策「感染症対応シティ」や、アートを活性化するプロジェクト「Fukuoka Art Next」への取り組みを通じて同地域の国際競争力向上を目指す。また、環境問題への配慮として、建物の使用電力を全て再生可能エネルギー由来にし、建物低層部に豊富な緑量の植栽を行うという。

■(仮称)天神 1-7 計画着工予定日:2023年7月竣工予定日:2026年3月所在地:福岡県福岡市中央区天神1-326-1 他(地番)敷地面積:約4640平方メートル建築面積:約3930平方メートル延床面積:約74020平方メートル建物高さ:約91メートル階数:地上20階、地下4階、塔屋1階