良品計画が運営する「無印良品」が2022年秋冬シーズンの展示会を開催した。原料高などの影響から値上げの動きが相次いでいるが、同社は価格の改定は行わず、現価格で据え置く考えを示した。
無印良品はこれまで、日用品や衣料品など、生産パートナーと相談しながら値下げを進めてきた。しかし今年に入り、原材料費や資材の価格高騰を理由としてジェラート ピケ、ユナイテッドアローズなど各社が相次いで値上げを発表。無印良品の価格改定に注目が集まっていた。担当者は「原材料の高騰などの問題はあるが、安易な値上げで解決しようとは考えていない。できる限り現在の価格を維持しつつお客様の生活に寄り添う商品を提案していきたい」と語った。なお、今後発売する新商品に関しては、同じカテゴリーの既存の商品よりも高い価格設定になる可能性があるとしている。その一例として、今秋冬シーズンに商品群を一新するデニムパンツは旧型より1000円高い税込3990円で販売する。
■無印良品:公式サイト