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デジタル全盛時代も「紙の手帳」が2023年のビジネスをドライブする!

2022年08月30日 11:01  マイナビニュース

マイナビニュース

画像提供:マイナビニュース
8月27日、2023年度版手帳の展示会「ロフト2023ダイアリー」が開催された。ロフト限定の50品を含む、多くの手帳が大集合。多様化するライフスタイルや働き方に合わせ、手帳も劇的に進化していた。


○多様な働き方に合わせ手帳も進化



来年の手帳が気になる頃だが、雑貨販売大手のロフトではすでに手帳販売が始まっていた。2022年9月1日より売り場がパワーアップし、最大規模にて展開予定だ。



それに先駆け、8月27日、ロフトはメディアやインフルエンサーなどを招き、手帳の展示会を開催。ライフスタイルや価値観、働き方の多様化に対応すべく、各社が工夫を凝らし、さまざまな手帳を持ち寄った。全体的な傾向としては、「手帳の市場は縮小傾向だが、システム手帳は堅調。テレワークを含め多様な働き方に対応するものが好評」ということだ。



会場では、シンプルで実用的なもののほか、デザイン性の高いものも多く見られた。仕事もプライベートも頑張るビジネスパーソンに合いそうなものを厳選して紹介したい。

○ラウンドファスナーで中身安心



「レイメイ藤井」では、ファスナーで3方が閉まる「フォルダイアリー ラウンドファスナー」が目を引いていた。カバンの中でページがぐちゃぐちゃになるといった惨事を避けられそうだ。また、PUレザー製で、動物愛護の観点からいいし、質感も上品だ。何より軽い。


中身は、1見開き=1ヶ月のマンスリータイプのスケジュール帳と別冊ノートがセットという設計だ。さらに、ペンホルダーとブックマークを内蔵し、どちらも左右両利き対応と、配慮が細かい。


○いつの間にか能率手帳がおしゃれ化



手帳といえば、1949年に誕生した手帳ブランド「能率手帳」。スーツやシャツのポケットからさっと取り出す究極的にシンプルなあの手帳! もいいけど、「NOLTY(ノルティ)」という新ブランドが誕生していたなんて知らなかった。ビジネスシーンでも使えるカラーリングが評判だ。



こちらは、ロフト限定表紙カラーの「NOLTY アクセス A5-5」。


中面レイアウトは、タスク管理に特化。その日にやるべきことをリストアップできる。スマホやPCをメインで使うデジタル派が併用すれば、公私ともにスケジュール管理は完璧だろう。



アクセス A5-5とレイアウト、カバー違いの「NOLTY アクセス A5-3」は、1見開き=1週間で、全面に時間軸を配置したバーチカルタイプ。

30分、1時間単位でさまざまな予定が入る人によさそう。



こちらもロフト限定カラーで展開中の「NOLTY アクセス B6マンスリー」。


くすみカラーが今っぽい。

○スティック型はパソコンデスクの手元で活躍



自宅でも職場でも、デスクの上にはパソコンがドーン。「このサイズならパソコンの手前にちょっとしたスペースに置ける」と話題になったラコニックの「A5C スティックダイアリー」。


広げても、13インチワイドサイズぐらいならパソコンの幅に収まるサイズ。縦はA5手帳を5分割したぐらいと、究極のミニマム感。見開き1週間なので、週単位でタスク管理するのに向く。



が、「もうちょっと書きたい」「大きめパソコン使用中」という声に応え、新レイアウトの「B6C ラップトップダイアリー」が仲間入り。


中面は、新設計の1週間ブロック+グリッド・メモから構成。スケジュール管理から日記、ライフログまで、幅広い用途で使えるよう、自由度が高まっていて楽しい。

○干支のうさぎデザインはいかが?



2023年の干支はうさぎ。12ある中、もっともかわいらしいモチーフだろう。文具デザイナーも創作意欲が刺激されるのか、魅力的なアイテムが勢ぞろいしていた。



「LAB CLIP(ラボクリップ)」では、表にうさぎ、裏に月のうさぎを箔押し印刷した愛らしい手帳を展開。これならビジネスシーンでもいけそう。


この日取材対応してくれた広報担当者も筆者も、スケジュール管理はデジタル派がメイン。だが、「物体としての手帳への所有欲、安心感はなかなかのものです。オンラインと紙の手帳を併用するスケジュール管理がいいかもしれませんね!」と、確認し合った。



木村悦子 きむらえつこ 出版社勤務後、編プロ「ミトシロ書房」創業。紙・Webの企画・編集・執筆を行う。著書に『入りにくいけど素敵な店』『似ている動物「見分け方」事典』など。関心領域は、食文化・動物学・占いなど。 この著者の記事一覧はこちら(木村悦子)