就職活動中に訪れた会社で、少しでも違和感があったらやめておいた方が良いかもしれない。長野県に住む30代前半の女性(設備・交通・運輸/パート・アルバイト/年収100万円未満)は、まだ面接もしていない会社見学での出来事を明かした。(文:谷城ヤエ)
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院長は「おなじB型」と楽しそうだった
就活中、会社見学で歯科医院へ事務希望で行ったという女性。当時の様子をこう振り返った。
「お弁当を持って丸1日の見学。お昼は無言で食べる態度の怖い5.6人のお姉様達」
「挙句の果てには最後の面接で医院長が『この職場はみんなB型なんだよね~。君もB型なんだね!』と楽しそうに言ってて、血液で決める会社なんて無理と思い、怖いお姉様達もいる事を知って、面接に行くことをやめました」
血液型と職業は関係ないはずだが、もし女性がB型ではなかったら何と言われていたのだろうか。
また埼玉県に住む20代後半の女性(素材・化学・食品・医薬品技術職/正社員/年収350万円)は、「就職活動で化粧品会社を受けていた」際、こんなことがあった。
「最終面接の際に親の職業や兄弟構成を聞かれた。他の学生が答えていたので答えるしかなく最終面接に合格はしましたが内定を辞退しました」
厚労省は、採用選考で本籍や家族構成など「本人に責任のない事項の把握」をすることは「職業差別につながるおそれがある」として注意喚起をしている。無邪気に血液型や家族構成を聞いてくる企業に不信感を覚えるのも無理はない。