ちょくちょく話題になる「年の差婚」。キャリコネニュース編集部に、32歳のとき16歳年上のバツイチ男性(48)と結婚したという経験談が寄せられた。周囲の猛反対をものともせず結婚したそうだが、その後どうなったのか。あらためて取材を申し込み、詳しく話を聞かせてもらった。(取材・文:キャリコネニュース編集部)
きっかけは恋愛の悩み相談「俺にすればいいのに」と言われ……
知り合ったきっかけは、2人が同じ会社に所属し、同じ支店に勤務していたこと。
――結婚前は、どんな関係性でしたか?
「夫が営業部、私が事務系の内勤職でした。別部署でしたが、元々社外に共通の知人がいて、その方を含めた食事会などで親しくなりました。歳が離れていましたが仲の良い飲み友達のような感じで、数年は、全く恋愛感情はありませんでした」
――お相手の第一印象はいかがでしたか?
「年齢よりも若く見え、清潔感があり第一印象は大変良かったです。ですが、私自身が社内恋愛に否定的だったため恋愛感情はしばらく湧かなかったのかな……と思います」
――交際を始めたきっかけはどんなことでしたか。
「私が当時付き合っていた方と遠距離になり、上手くいかなくなった事を相談した事で距離が縮まり、交際を申し込まれました」
「お酒の席で根気良く愚痴を聞いてくれたり、何度も相談に乗ってくれていたのですが、唐突に『そんな奴の事で悩むのは辞めて、俺にすればいいのに』と言われた事がきっかけで、ひとりの男性として見るようにはなりました(とはいえ、すぐ好意を持つまでには至りませんでしたが)。お酒が入っていた時の発言だったため、本気の言葉かどうか、しばらく悩みました……」
結局2人は交際をはじめたのだが、その後2か月で結婚を決意、8か月後には入籍というスピード展開となった。
相手はバツイチ・子持ちで、母からは猛反対
――しかし、結婚にはお母さまからの「猛烈な反対」があったそうですね。
「年齢差のほか、数年前に離婚している事、子持ち(養育費を支払中)という理由からです。『初婚で、歳の近い男性が沢山いる。何故わざわざ年齢差と離婚歴のある男性を選ばなくてはならないのか』と何度も言われました。将来苦労する可能性を考えての反対だったのだろうと思います」
――友人や同僚からも、年齢差を心配する声が出ていましたか?
「結婚を決断するまでの期間が大変短かったため、友人達から『もう少し時間をかけて様子をみてから結婚しても良いのでは?』と心配されました。友人達は夫と面識があり、歳の差があるとはいえ、人柄などに問題がない事は理解してくれていたため、反対はされませんでしたが、私の決断には驚いていました。会社の上司や同僚は、とにかく驚いた様子でしたが、皆さんに祝福していただけて、ありがたかったです」
「現在は『何年経っても会話があって夫婦仲が良いね』と言われます」
――結婚後、お母さまはなんとおっしゃっていますか?
「本人の人柄を理解してもらえるよう努力して、結婚後は、『良い人と結婚できて良かった』と言ってもらえました。夫の私に対する態度や日常生活の事などを電話で伝えるようにしていたので、娘である私を尊重してくれて、夫婦仲良く暮せている事が母に伝わったのが要因かな……と推察しています」
現在、子どもはいないというが「結婚して17年経ちますが、楽しく幸せに暮らせています」と語る女性。「特に幸せを感じる時」を聞いてみると、こんな答えが返ってきた。
「何気ない日常生活の中で、ふとした時に幸せを感じる事が多いです。2人でお酒を飲みながら色々な話をしている時や、他愛もない話をしながら散歩やドライブをしている時…などです」
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