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「好きなゲームほど別れが惜しい…」クリアするのがもったいない病の人たち

2022年08月28日 06:20  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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ゲームを遊んでいると、いつかは全クリしてしまう瞬間が訪れてしまう。それを寂しいと思うばかりに、わざと遠回りをして延命させようとする人ってたまにいるものだ。

あとはラスボスを倒すだけなんだけど、あえてダンジョンから脱出していろんな要素を改めて味わってみたりして、とにかくそのゲームとの別れを惜しむのである。それだけ好きなゲームだった、ということなのだろう。(文:松本ミゾレ)

「FF15でずっと釣りや写真撮影やドライブ、観光してる」


先日、ガールズちゃんねるに「ゲームクリアするのもったいない病」というトピックが立っていた。これを立てた人物は、好きなゲームほど進めるのがもったいなくて、歩いて景色を眺めたり、レベル上げをしたり、アイテムを収集するのだとか。

具体例として「例えばFF15でずっと釣りや写真撮影やドライブ、観光してるだけとか。それが楽しい」と書き込んでいる。

一方で琴線に触れない作品に対してはシビア。「逆にクソゲー恋愛ゲーで解釈違いと思ったFF7リメイクは嫌でさっさと終わらせ即売りました。どうでもいいゲームはサクサク進めて終わらせます」と言い切っている。

『FF7R』に関しては僕も発売直後にキャリコネのコラムで「あんまり好きじゃない」とか「そもそも続編の予定もまともに立ってない未完成品」みたいなことを書いて非難轟々であった。思ったことをそのまま書いたら叩かれる。嫌な時代である。でも未だにまだ続編出てないじゃねえか。小出し、ぶつ切りが過ぎるでしょう。

……あ、ちょっと話がズレてしまった。しかし、得てしてこういう、「好きなものはずっと遊びたくなるけど、嫌いと判断したゲームは徹底的に拒絶する」みたいな人こそが、気に入ったゲームのクリアがもったいないと感じているのかもしれない。僕も過去に、このトピックを立てた人と同じような状況に陥ったことはあるし。

「旅が終わるのが寂しい」という意見は案外多い…

では、こちらのトピックに寄せられた声を紹介していきたい。

「RPGとかは最後の方になると私もクリアしたくない。なんか寂しいよね」
「分かるよー。『ブレワイ』はラスボス前で、『ときメモ』は告白される寸前でプレイ止まってる。進めたいけど進めたくないっていう矛盾した気持ち」
「その現象、私は本などでもあります!」
「『大神』発売日に買って夢中で進めてクリアするのが凄く寂しかった。でもラスボス戦の演出、エンディング曲が凄く良くてこのゲーム買ってよかったなーと思った」

中にはゲームに限らず、本でも読み終わるのがもったいないと感じるって意見も。おそらく社会全体の総数としては、そちらのほうが多いはず。僕も気に入った本に関しては「これ読み終えるのあまりにもったいないぞ」ってなって、何度も何度も少し前から読み直すみたいなことあるし。

ただまあ、ゲームって全クリするまでが一つの作品なので、クリア直前でいつまでもうだうだしているべきではないんだよね。物語を完結させられるのは最強の武器でもレベル99の主人公でもなく、プレイヤーだけなんで。

それに、あまりにクリア直前で放置していると、そのうちに興味も失せてしまうことだってあるし、アクション系のゲームの場合、スキルが錆びついてしまうなんてことも。鉄は熱いうちに打てって言うけど、ゲームに関しても、自分の記憶力、プレイスキルが高いままとりあえず一応終わらせたほうが、きっといいんだろう。