8月27日、2022年シーズンのスーパーGT第5戦『FUJIMAKI GROUP SUZUKA GT 450km RACE』の公式予選が三重県の鈴鹿サーキットで行われ、GT300クラスは10号車TANAX GAINER GT-R(富田竜一郎/大草りき/塩津佑介)が、初ポールポジション獲得。5月に行われた第3戦では予選Q2最速で最速タイムをマークするも、車検後にタイム抹消となった雪辱を果たす結果となった。
全8戦のうち3戦が450kmの長距離戦として開催される2022年シーズンのスーパーGT。富士スピードウェイで開催された第2戦と第4戦を経て、今季最後の長距離戦となる第5戦鈴鹿を迎えた。GT300クラスは第4戦富士を欠場した25号車HOPPY Schatz GR Supraが復帰を果たし、全27台が出走した。
15時38分から行われたQ1 B組では、244号車HACHI-ICHI GR Supra GT(SW:0kg)が真っ先にアタック。佐藤公哉が計時上の3周目に1分57秒851を叩き出すと、翌周には早々にピットイン。その後、87号車Bamboo Airways ランボルギーニ GT3(SW:18kg)の坂口夏月、96号車K-tunes RC F GT3(SW:38kg)の高木真一を筆頭に続々と各車がアタックに入ったが、いずれも佐藤のタイムには届かず。
2021年の第3戦鈴鹿のウイナーであるMax Racing Racingの244号車HACHI-ICHI GR Supra GTがQ1 B組をトップで終えた。B組の2番手に96号車K-tunes RC F GT3、3番手に地元戦を迎えた50号車Arnage MC86(SW:12kg)、4番手に87号車Bamboo Airways ランボルギーニ GT3、5番手に88号車Weibo Primez ランボルギーニ GT3(SW:33kg)、6番手に20号車シェイドレーシング GR86 GT(SW:0kg)、7番手に10号車TANAX GAINER GT-R(SW:45kg)が続き、8番手の4号車グッドスマイル 初音ミク AMG(SW:12kg)までがQ2進出。
Q1を突破した16台がポールポジションを決するGT300クラスの公式予選Q2は、GT500クラスのQ1セッションを挟み、16時13分に開始された。上空の雲がわずかに薄まりを見せるなか、真っ先にアタックに入ったのはQ1 B組に続いて244号車HACHI-ICHI GR Supra GTの三宅淳詞。計時上の3周目、セッション残り3分のところで、この日の最速タイムとなる1分56秒995をマークして暫定首位となる。
第3戦鈴鹿Q2で最速タイムを記録も、車検後に予選タイム抹消となった10号車TANAX GAINER GT-Rが雪辱を果たすアタックでポールポジションを獲得した。2番手に244号車HACHI-ICHI GR Supra GT、3番手に88号車weibo Primez ランボルギーニ GT3が続いた。そして4番手には100kgのSWを積む56号車リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-Rが続きセカンドロウを獲得している。
2022年スーパーGT第5戦『FUJIMAKI GROUP SUZUKA GT 450km RACE』の決勝レースは、明日8月28日14時30分からレース距離450km、周回数は77周で争われる。夏らしい暑さが予想されるなか、GT300クラスの27台による戦いも熱い一戦となるに違いない。