TVアニメ「月とライカと吸血姫(ノスフェラトゥ)」の原作小説が、第53回星雲賞の日本長編部門を獲得。キャラクターデザイン・加藤裕美が描き下ろしたお祝いイラストが到着した。
【大きな画像をもっと見る】牧野圭祐による「月とライカと吸血姫」は、宇宙開発競争が繰り広げられる世界を舞台に、人々から「呪われし種族」として扱われる吸血鬼の少女・イリナと、彼女の監視役を任された宇宙飛行士候補生の青年・レフが、ともに宇宙を目指していく物語。TVアニメ版は2021年10月から放送された。加藤によるお祝いイラストとして宇宙服を着たイリナとレフの姿が描かれている。受賞に際し、牧野は「本作は史実の宇宙開発競争をベースにしていますが、本作を書けたのは、かつて困難に挑み、偉業を成し遂げた人々がいたからに他なりません。また、取材協力者の皆様、出版に携わる皆様、そして読者の皆様の応援に、あらためて心から感謝いたします」とコメントした。
■ 牧野圭祐(原作者)コメント
地下室から始まった若者たちの旅は、大気圏を突破し、月を超え、星雲に届きました。
この度、第53回星雲賞・日本長編部門に「月とライカと吸血姫」が選ばれましたこと、誠に光栄に存じます。
本作は史実の宇宙開発競争をベースにしていますが、本作を書けたのは、かつて困難に挑み、偉業を成し遂げた人々がいたからに他なりません。
また、取材協力者の皆様、出版に携わる皆様、そして読者の皆様の応援に、あらためて心から感謝いたします。
最後に、SFの賞ということで難しく思われるかもしれませんが、老若男女すべての人が楽しめるハリウッド映画のようなエンターテインメントを目指しましたので、手にとっていただければ幸いです。
(c)牧野圭祐・小学館/「月とライカと吸血姫」製作委員会