8月26日、ロードレース世界選手権のMotoGPクラスにドゥカティのマシンを使用して参戦しているプリマ・プラマック・レーシングは、2023年もヨハン・ザルコとホルヘ・マルティンを起用すると発表した。
プラマック・レーシングは2005年からドゥカティのサテライトチームとしてMotoGPクラスに参戦している。近年は、ワークスチームと同様の技術仕様を備えた最新型のマシン、デスモセディチGPを走らせており、表彰台も獲得している。
ライダーは、2020年に同チームから参戦していたジャック・ミラーとフランセスコ・バニャイアがファクトリーのドゥカティ・レノボ・チームに昇格。そのため、2021年にエスポンソラーマ・レーシングから移籍したザルコ、Moto2クラスから昇格したマルティンが加入した。
フランス人ライダーのザルコは2021年に2位表彰台を4度獲得してランキング5位、2022年は第13戦が終了した時点で4度の表彰台を獲得している。スペイン人ライダーのマルティンは2021年に1勝を含む4度表彰台でランキング9位、今季はここまで2度の表彰台を獲得しており、ふたりともに活躍を見せている。
そんなふたりは、ドゥカティ・コルセと直接契約を交わし、2023年もプリマ・プラマック・レーシングでデスモセディチGPを駆ることが決まった。ザルコ&マルティンのコンビは3シーズン連続となる。
■パオロ・カンピノティ(チームーオーナー)
「プリマ・プラマック・レーシングのチーム代表として、来シーズンもヨハンとホルヘを我々のボックスに迎えることができるのは、これ以上ない幸せだ。このふたりは特別な存在であるだけでなく、類まれな才能を持った強力なライダーでもある。彼らとともに、私たちはすでに素晴らしいことを達成しており、今シーズンの後半戦、そして来シーズンは、我々のようなチームならではの方法で、さらに大きく成長していけると確信している」
●2023年MotoGPライダーラインアップ(8月26日時点)
■プリマ・プラマック・レーシング
ヨハン・ザルコ
ホルヘ・マルティン
■アプリリア・レーシング
アレイシ・エスパルガロ
マーベリック・ビニャーレス
■ドゥカティ・レノボ・チーム
フランセスコ・バニャイア
エネア・バスティアニーニ
■グレシーニ・レーシングMotoGP
ファビオ・ディ・ジャンアントニオ
アレックス・マルケス
■LCRホンダ
アレックス・リンス
■モンスターエナジー・ヤマハMotoGP
ファビオ・クアルタラロ
フランコ・モルビデリ
■レッドブルKTMファクトリー・レーシング
ブラッド・ビンダー
ジャック・ミラー
■レプソル・ホンダ・チーム
マルク・マルケス
■GASGASファクトリー・レーシング・チーム
ポル・エスパルガロ