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展覧会「装いの力-異性装の日本史」が開催 ドラァグクイーンによるインスタレーションなど

2022年08月26日 17:32  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

篠山紀信 《森村泰昌 『デジャ=ヴュ』の眼》 1990年 作家蔵
異性装をフィーチャーした展覧会「装いの力-異性装の日本史」が、渋谷区立松濤美術館で開催される。会期は9月3日から10月30日まで。会期中、一部展示替えを行う。

 同展では絵画や衣裳、写真、映像、漫画などの作品を通して、各時代の異性装を紹介。全8章で構成し、異性装について言及された最古の例として「古事記」を紐解くほか、「とりかへばや物語」「新蔵人物語」「平家物語」「吾妻鏡」といった異性装の人物が登場する物語、能や歌舞伎など異性装の風俗を反映した芸能を取り上げる。
 現代の作品では、現代美術家 森村泰昌の「女優シリーズ」作品や、ダムタイプのパフォーマンス記録映像を展示。日本におけるドラァグクイーンの黎明期にグロリアス(古橋悌二)、DJ Lala(山中透)、シモーヌ深雪らが始めたドラァグクイーンをフィーチャーしたダンスパーティー「DIAMONDS ARE FOREVER」メンバーによるインスタレーションも展開する。
 会期中、学芸員によるギャラリートークをはじめ、ワークショップ「女装メイク講座」や、特別講座「日本における異性装-展覧会開催にあたって」などの関連イベントを開催予定。往復はがきや予約サイトから、申し込みを受け付けている。

■「装いの力―異性装の日本史」概要会場:渋谷区立松濤美術館所在地:東京都渋谷区松濤2-14-14会期前期:2022年9月3日(土)~10月2日(日)・A期間:2022年9月3日(土)~9月19日(月・祝)・B期間:2022年9月21日(水)~10月2日(日)会期後期:10月4日(火)~10月30日(日)・C期間:2022年10月4日(火)~10月16日(日)・D期間:2022年10月18日(火)~10月30日(日) 開館時間:10:00~18:00休館日:月曜日、9月20日(火)、10月11日(火) 入館料:一般1000円(800円)、大学生800円(640円)、高校生・60歳以上500円(400円)、小中学生100円 (80円)電話番号: 03-3465-9421※入館は閉館時間の30分前まで※毎週金曜日は20時まで※9月19日(月)、10月10日(月)は開館※入館料の括弧内は、渋谷区民の入館料公式サイト/予約サイト