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災害時「フェイクニュース」に騙された経験がある人の割合は?

2022年08月25日 11:41  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
ミドリ安全は8月23日、ミドリ安全.comが実施した災害時の情報取得方法やフェイクニュースへの接触実態に関しての実態調査の結果を発表した。調査は7月22日~29日、全国の18歳~76歳の男女1,000人を対象に行われたもの。


まず、地震や火事などの緊急災害発生時に、どのメディアで情報を得ることが多いかを聞いたところ、最も多かったのは「テレビ」で57.2%となった。次いで、「ヤフーニュースなどのポータルサイト」(42.9%)、「Twitter」(32.6%)が続いた。Z世代では、「Twitter」(55.6%)が「テレビ」(34.8%)を上回る結果となっている。



そのうち、最も情報が速いと思うメディアを尋ねてみると、全世代では「テレビ」が32.8%で最も多く、次いで「Twitter」が21.6%、「ヤフーニュースなどのポータルサイト」が16.3%で続いた。Z世代では、「Twitter」(42.1%)が「テレビ」(14.9%)大きく上回ったほか、「YouTube」が10.9%で3位となっている。


緊急災害情報が最も信頼できるメディアについても、全体では「テレビ」が38.4%で最多となる一方で、Z世代では「Twitter」が「テレビ」を上回る結果となっている。


普段SNSを利用している890人を対象に、災害時に最も繋がりやすい(接続が安定している)と思うSNSを聞いてみた。すると、「LINE」(24.0%)、「Twitter」(21.2%)、「YouTube」(6.6%)が上位に。Z世代とミレニアル世代ではLINEを抑え、Twitterがトップとなっている。

災害時に家族と連絡が取れるSNSについては、「LINE」が66.4%で最多に。「Twitter」の回答率も高く、特にZ世代では16.2%となった。


災害時の災害用伝言ダイヤル(171)の利用経験率は全世代で14.3%という結果に。世代別では、Z世代が28.0%と高く、若い世代ほど利用率が高くなっている。利用未経験者に、利用方法を知っているか聞いてみると、「詳しく知っている」の回答率は2.8%にとどまった。



「詳しくは知らないが緊急時には調べて使えると思う」は41.1%で、「詳しくは知らず、緊急時にも使いこなせる自信はない」の回答が56.1%で最多であった。



また、災害時のフェイクニュースに騙されない自信があるかどうかを聞いたところ、「全く騙されないと思う」が7.2%、「どちらかというと騙されないと思う」が35.4%で合わせて42.6%が騙されない自信があると答えている。Z世代で「全く騙されないと思う」と回答したのは12.8%。


災害時にフェイクニュースを信じてしまった経験については、3.6%が「頻繁にある」、12.6%が「ときどきある」、15.2%が「1回~数回程度ある」と回答。合わせて31.4%が騙された経験がある事も分かった。Z世代においても、1回以上信じた人が40.8%いた。



フェイクニュース対策のリテラシー教育やレクチャーを受けた事がある割合は、全体で19.8%。若年層ほど割合は高くなり、Z世代では40.0%となっている。(フォルサ)