北陸鉄道浅野川線8000系8802編成の引退記念企画、ヘッドマークなど

北陸鉄道は、京王井の頭線運行当時のカラーを再現した浅野川線8000系8802編成(8802+8812号)が9月24日に運行終了することを受け、引退記念企画を実施すると発表した。8月25日から引退記念ヘッドマークを掲出するほか、引退記念グッズの発売も行う。


浅野川線で活躍する8000系のうち、8802編成(8802+8812号、1963年製造)と8801編成(8801+8811号、1962年製造)は、京王井の頭線の車両3000系を譲り受け、1996年から北陸鉄道で運行している。いずれも客室扉が片開きの初期型編成で、全国でも浅野川線だけで運行されている貴重な車両とのこと。8802編成の引退記念ヘッドマークは8月25日から9月24日まで掲出される予定。運行時刻は北陸鉄道のサイトにて確認できる。



引退記念グッズとして、8802編成をデザインした台紙付き記念乗車券「浅野川線8802+8812号さよなら記念乗車券」(1,000円)と「8802号ピンバッジ(2種)」(各700円)を用意。8月25日から北鉄金沢駅や内灘駅で販売するほか、同日9時から北陸鉄道のサイトで通信販売も行われる。

引退記念企画の一環で、9月11日に撮影会ツアーも実施。8月23日の発売後、午前コース・午後コースともに申込者数が定員に達したため、受付を終了している。8802編成と同型である8801編成の前面(8811号のみ)を京王井の頭線運行当時のブルーグリーンカラーでラッピングし、8802編成と並べて撮影できるイベントとなる。（木下健児）