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King & Prince 岸優太と髙橋海人、無邪気さ見せる兄弟のような関係性 映画出演控える“きしかい”コンビにフォーカス

2022年08月24日 06:11  リアルサウンド

リアルサウンド

King & Prince

 4大ドームツアーに続いて全国アリーナツアーがスタートしたKing & Prince。シングルにアルバムのリリース、そしてドラマにバラエティ、CM、ラジオと、グループとしても個人としても精力的な活動を続ける彼ら。


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 今秋は、2人のメンバーが映画に出演する予定だ。8月26日公開の映画『アキラとあきら』に髙橋海人。また2022年秋公開と発表されている、岸優太が初主演を務める映画『Gメン』。今秋、スクリーンを彩る髙橋と岸による“きしかい”コンビにフォーカスしてみたい。


 King & Princeでは最年長の岸と、最年少の髙橋。これまでの雑誌でのコメントを辿ってみると、ジャニーズJr.時代のユニット結成前後は髙橋が岸をお兄ちゃんとして慕えば、岸も髙橋を弟のようにかわいがる様子が見受けられた。King & Prince結成、そしてデビューとステップアップしていくにつれて、年齢や活動歴などの壁を超えてその距離がさらに縮まった印象だ。


 2人でロケに出かける機会も増え、髙橋がレギュラー出演する『坂上どうぶつ王国』(フジテレビ系)に岸がゲスト出演した際も番組を盛り上げた。冠バラエティ番組『King & Princeる。』(日本テレビ系)では、商店街を舞台に借り物競争を行う企画でペアを組んだ2人。「歌がうまい人を連れてくる」というお題に奮闘し、紹介に次ぐ紹介でたどり着いたのが、惣菜店で働く女性店員。髙橋が「僕たちに力を貸していただいていいですか?」と依頼すると、女性店員は「かわいいから」と理由を添えた上で快諾した。


 店先を訪れた2人は、“交渉”というビジネスライクでもこなれた雰囲気もなく、まるでおつかいにやってきた子どものような素直さが感じられた。低姿勢がなんとも愛らしく、女性店員が眉をハの字にして引き受けたのも納得の一幕だった。


 また昨年のインスタライブでは、互いの髪型をめぐって小競り合いになった2人。岸、髙橋と同じ場にいた平野紫耀が「ここにいる3人中2人がメッシュ」だと切り出すと、髙橋は岸を真似したわけではないと強調。岸も自らの意思で先にメッシュにしたと譲らない。まるでどちらが無敵かを競い合う子どものようである。神宮寺勇太からは「出た(笑)」、永瀬廉は「(視聴者)28万人の前で何を言うてんねんお前ら!」と発言し、メンバーもツッコミをいれずにはいられない2人の掛け合いも多々見られる。


 そんな無邪気さを見せる2人だが、ステージに立ち、歌い踊る姿は打って変わって頼もしい。お芝居でも同様に、岸も髙橋もそれぞれの役で迫真の演技を見せる。昨年岸が出演した『ナイト・ドクター』(フジテレビ系)では、第一話からフォーカスされていたのも記憶に新しい。髙橋もまた『ドラゴン桜』(TBS系)や『未来への10カウント』(テレビ朝日系)など、含みのある演技で引き込み、ゴールデンタイムのドラマ作品に出演しては注目を集めてきた。さらに、今秋には単独初主演ドラマ『ボーイフレンド降臨!』(テレビ朝日系)も控えている。


 公開が迫る映画『アキラとあきら』の原作は、『半沢直樹』『下町ロケット』などでも知られる人気作家・池井戸潤の同名小説。同映画のポスタービジュアルに写る髙橋は、ステージやバラエティ番組で見せる顔つきとは真逆ともいえる険しい表情を浮かべている。“池井戸ワールド”と称される人気シリーズで、髙橋はどんな演技を見せるのか。映画出演は今回が初めてではないものの、ドラマを経て再びスクリーンへ、俳優として縦横無尽に活動する姿は感慨深いものがある。


 さて、岸がレギュラー出演する『VS魂』(フジテレビ系)の9月1日放送回には、チーム『アキラとあきら』として主演を務める竹内涼真、横浜流星らと共に髙橋も参戦する。どんな勝負が繰り広げられるのか、“きしかい”のやりとりにも注目したい。


 グループとしても目標を明確に打ち出す一方で、5人全員が俳優としても活躍するKing & Prince。個人としての活躍も著しい彼らのパワフルさに敬意を表し、彼らが見せてくれる作品をじっくりと堪能したい。(柚月裕実)