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生態系の中で味わう自然体験とアート

2022年08月21日 10:01  オズモール

オズモール

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◆【サステイナブルSTORY】KURKKU FIELDSの体験イベント担当・ 吉田和哉さんに聞く。豊かな生態系のなかで味わうアートと自然体験

千葉県木更津市の広大な農場で環境に優しい食とアート体験ができるKURKKU FIELDS。自然管理などを行う吉田和哉さんは、森の散策や農業体験などさまざまな体験ツアーを開催。「生き物博士」と言われる吉田さんに虫の役割や園内の取り組みを教えてもらう時間は評判に。そんなツアーで訪れる畑や牧場のそばには、実は多くのアートも点在。アートさんぽを楽しみながら、自分にもできることを考えるきっかけにしよう。


◆吉田さんが未来へつなぐ、人と環境がつながるヒントが込められたアートと自然体験

園内の畑や水辺などにみられるバグホテルは虫たちの住処
KURKKU FIELDSでは、虫もアートも循環の輪の一員
園内を散策していると、さまざまな場所で目に付くのがバグホテル。「虫たちの家のことで、箱の中に木の枝をつめて穴をあけます。するとその穴に虫たちが棲みつき、畑の作物を荒らすアオムシなど害虫を食べてくれる。農薬を使わずに野菜を育てる味方になってくれます」。そんな風に園内の生き物がつながる姿が見えるバグホテルの隣には、草間彌生などの現代アート作品が出現。「生き物とのつながりをリアルに感じる場所で鑑賞することで、新たなアートからのメッセージを感じられるかもしれませんね」。



ソーラーパネルを活用してエネルギーも自給自足する
丘の斜面には、計2.4MWの発電量を誇るソーラーパネルが設置。「農場で使う電力や動力、燃料、冷暖房などを、できるだけ再生エネルギーでまかなえるように努力しています。2021年からは園内電力の70~80%を太陽光発電システムで作れるようになりました」。エネルギーの面からも持続可能な農場を目指すそのパネルのそばには、ファブリス・イベールのアート作品が。「水を全身の体から出し続ける姿が印象的なこの作品は子どもに大人気。太陽光パネルと一緒に見つめると、光と水、土の循環やパワーを感じられそうです」。