クラウディアさんは当時、テキサス大学ヒューストン医療科学センターのマクガバンメディカルスクール(UTHealth Houston McGovern Medical School)で学んでおり、当時のことを「『このままでは医師になる夢は叶わないのでは』とそれまでの人生の中で最も落ち込んだ」と振り返る。
しかし2017年3月、ヒューストンのリハビリ施設「TIRRメモリアル・ハーマン(TIRR Memorial Hermann、以下TIRR)」に転院すると全てが変わった。クラウディアさんは「そこでは誰もがポジティブで、できないことではなく“何ができるか”に目を向けていた。スタッフは患者に希望を与え、将来を見据えた治療をしていた」と回顧、2か月すると歯磨きさえできなかった状態から少しだけ歩けるまでに回復した。
また脊髄損傷を専門とするリサ・ヴェンツェル医師(Dr. Lisa Wenzel)と出会い、理学療法、スピーチ、作業療法などの集中的な治療を1年間続けた。くじけそうになりながらも、決して諦めることはしなかった。
画像は『Claudia I. Martinez, MD・PM&R Resident Physician 2020年1月9日付Instagram「Go the extra mile,」、2018年3月3日付Instagram「because medical school waits for no one...」、2017年11月6日付Instagram「On Friday, at the hospital,」、2020年11月21日付Instagram「For you I have prayed」、2018年8月8日付Instagram「“I am not a typical medical student.」』のスクリーンショット (TechinsightJapan編集部 A.C.)