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リンダ・エヴァンジェリスタ、テープとゴムで顔を固定して『VOGUE』の表紙を飾る

2022年08月20日 16:01  Techinsight Japan

Techinsight Japan

美容整形手術失敗告白後、初めて英版『VOGUE』の表紙モデルを務めたリンダ
元祖スーパーモデルのリンダ・エヴァンジェリスタ(57)が、美容整形手術失敗を告白後、初めて英版『VOGUE』の表紙モデルを務めた。リンダは今回、テープやゴムで顔や首を引き締めて、写真撮影を行ったと明かした。

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リンダ・エヴァンジェリスタは昨年9月、自身のInstagramで2016年に脂肪冷却痩身治療(クールスカルプティング)を受けた後、大きな脂肪の塊を形成する「奇異性脂肪過形成(PAH)」を発症したと激白。自己嫌悪に陥ったことから外出できず、隠とん生活を送っていたと明かした。

勇気ある告白をしたリンダは今年7月、イタリアのブランド「フェンディ」とのコラボでモデル業に復帰。その数日後には、美容整形手術の失敗に関する訴訟で和解したと発表した。

そんなリンダが、美容整形手術失敗の告白後初めて、英版『VOGUE』9月号の表紙を飾った。リンダは何着もの衣装を身につけて写真撮影を行ったが、すべての写真で顔の周りにスカーフを巻き、大きな帽子を被っている。

同誌のインタビューでリンダは、メーキャップアーティストのパット・マクグラス氏(Pat McGrath)が、テープとゴムを使って彼女の顔やあご、首などを引き締めたと話している。

リンダは「このあごや首は、私の真の姿じゃないのよ。普段は、テープやゴムをつけたまま歩くわけにいかないもの」と言い、こう続けた。

「私は、ありのままの自分を愛そうとしているのよ。見ればわかるけど、写真ではファンタジーを作るために存在すると思ってる。夢を作ることが許されてるのよ。私の不安は、すべてこの写真で解消される。だから、なんでも好きなことがやれるのよ。」

リンダは昨年9月に美容整形手術失敗を告白した際、「5年間にわたって苦しみ、そのことを隠し通してきた」と述べ、スポットライトから遠のいていた理由について「無残な姿になったから。体型は永久に変化してしまった」と説明していた。


今回のインタビューでリンダは、「今でも鏡を見ることができず、自分の体が誰かに触れられることにも耐えられない」と話した。

そして「私は精神的に回復したかしら? それは絶対にないわ」と断言した後、「だけど、友人や業界の人達に支えられていることに、とても感謝している」と加えた。


苦しみを乗り越えてモデル業に復帰したリンダだが、今後の仕事選びについてはこのように話している。

「水着姿にならないと言うのは確実ね。体からはみ出たものがありながら、仕事を見つけるのは難しいだろうから。レタッチしたり、押し込んだり、テーピングしたり、圧縮したり、ごまかしたりしない限りね。」



画像2~4枚目は『Linda Evangelista 2022年8月19日付Instagram「In front of the camera or far from its gaze,」、2022年8月19日付Instagram「Steven and I back at it again」、2022年8月20日付Instagram「Ahead of the shoot,」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)