これから結婚、出産などの大きなライフイベントを迎える20代。なにかと出費が気になる年代だが、社会人歴が浅い分、満足な収入を得るのは難しいのが現実だ。流通・小売系の会社で働く20代後半女性(兵庫県/派遣社員)は、
「手取り19万円。結婚を控えているため出費がかさみそうで不安。式は金銭的な理由で挙げない予定だが、気持ちとしては挙げたい。家もどうするのかしっかり話し合う必要もあり、子育て資金なども考慮すると不安しかない。貯金にまわすお金もなく、資産運用なんてできるはずもない」
と嘆く。ほかの20代キャリコネニュース読者はどうだろうか。(文:福岡ちはや)
※キャリコネニュースでは「手取り20万円以下の人」にアンケートを実施しています。回答はこちらから https://questant.jp/q/6V8RFE22
「たとえ低収入でも妊娠適齢期に産みたい」
埼玉県に住む契約社員の女性(20代後半/手取り18万円/その他)も、経済的な理由から将来への不安を抱えている。しかし女性は、
「現在婚約中で、年内に入籍します。(婚約者とは)お互い同じくらいの給料で、将来不安ではあります。ただ、給料が少ないから子どもを作らないという考えはありません。たとえ低収入でも妊娠適齢期に産みたいと思います」
といい、収入に関係なく自身の希望を優先させる心づもりのようだ。また女性は、仕事に対する不満も綴った。
「大きな仕事を任せられ責任は感じていますが、上司がまったく仕事をせず部下より先に帰ってます。(上司は)役職もあり、年収はいくらか知りませんが、自分の何倍も稼いでいると考えると納得はできません。ただ、(給料が)安いだけでやりがいのある仕事を辞める(のは気が引ける)。ましてやこれから結婚・妊活をするのに転職して、転職先ですぐ妊娠だと迷惑をかけるので非常に難しいです」
まだまだ人生これからの20代。仕事に結婚、出産にと悩みは尽きない。