面接の合否の判断基準がよくわからないこともあるだろう。埼玉県の40代前半女性(事務・管理/正社員/年収450万円)は「今でも忘れられない面接です」と当時の状況を語った。(文:谷城ヤエ)
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「従業員割引をかけても金のために矯正する人を増やしたかったのか」
矯正専門の歯科医院の受付に応募した女性。理由は「歯並びを気にして内向的な性格だった身内が矯正後は自分に自信が持てるようになったのを見て、矯正を受ける患者様に寄り添いたいと思ったから」だという。
「面接は終始和やかな雰囲気で進み、最後に院長に『じゃあ○○さんの歯並びを見せてくれるかな?』と言われました」
予想外のリクエストに多少疑問を覚えつつも、「矯正歯科の受付の歯並びが良くないのはいけないのかなと思い素直に見せた」女性。
「一通り見た後、『きれいだけど矯正したことある?』と聞かれたので正直に『天然の歯並びです』と答えました」
すると院長の態度が一変。「歯並びが良すぎて矯正をする余地がない!不合格!と半分キレられた」という。怒る理由がわからないが、何かこだわりでもあったのだろうか。
「従業員割引をかけても金のために矯正する人を増やしたかったのか、自分も矯正することでより患者様の気持ちに寄り添えるスタッフがほしかったのか、その両方かは分かりません」
「矯正を受ける患者様に寄り添いたい」という気持ちで応募した女性にとっては納得のいく面接ではなかっただろう。
「歯並びが良くて不合格なんて思ってもいなかったので今でも忘れられない面接です」
と心境を綴っていた。