職場で宗教勧誘されたという人は少なくないようだ。特に入社間もない若い社員は誘われやすいが、上司や先輩の誘いは断りづらいのが現実だ。静岡県に住む20代後半の女性(教育・保育・公務員・農林水産・その他/年収350万円)は、
「誰に相談したら良いか分からない状況になってました」
と当時の困惑を振り返った。(文:谷城ヤエ)
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「宗教が好きすぎて、宗教のためにお酒を飲まない」と話す先輩
入社して1年目の頃、隣の部署の先輩と仲良くなったという女性。
「最初は遊ぼうから始まって、ご飯食べて、その後は一緒にお祈りに行こうとのことで……」
女性は「40代の男性から好意を向けられて」おり、会社に入ったばかりだということもあってすぐに職場の先輩に相談はしなかったという。
「おまけに社会人経験のある同期に相談したら、『僕はあなたを助けない』と言われてしまい、誰に相談したら良いか分からない状況になってました」
悩みが山積みなのに突き放され、誰にも頼れない状況に陥ってしまった女性。先輩に誘われるがまま宗教の話を聞いていたが、
「少し一緒にお祈りをして、ビデオを見てましたが、誘ってきた方が『宗教が好きすぎて、宗教のためにお酒を飲まない』『朝7時に行ってお祈りをする』『死ぬときは顔が白くなってあの世にいける』という話を聞いた時、怖すぎて、離れました」
先輩の言葉でようやく決心がついたようだった。