同書は、藤原ヒロシとデザイナーの溝口基樹とのプロジェクトとして新たに立ち上げた書籍専門の「インディレーベル」の第1弾として刊行。鈴木によるオンラインサロン「RoCC」での連載「2D(Double Decades of pop life in tokyo)」に新たな書き起こしを加え、「裏原宿」「渋谷系」などのムーブメントや「アーペーセー(A.P.C.)」「トレインスポッティング」「藤原ヒロシ」「ピチカート・ファイヴ」といったブランドや作品、アーティストなど、1990年代から2000年代の20年間にわたって流行したポップカルチャーを、雑誌「smart」の編集者や「ハニカム(honeyee.com)」の編集長として過ごした鈴木独自の視点によって掘り下げた内容となっている。
鈴木哲也は、アップリンクで雑誌「DICE」の編集を経て、1996年に宝島社の雑誌「smart」の編集に携わる。2002年には編集長として「smart MAX」を創刊し、2004年に宝島社を退社した。2005年に藤原ヒロシ、清永浩文、中村ヒロキらと株式会社ハニカムを設立。同社が運営するhoneyee.comの編集長を2017年まで務めた。現在は企業やブランドのコンサルティング、クリエイティブディレクションなどを行っている。