イギリスの絵本作家レイモンド・ブリッグズが死去した。88歳だった。1978年出版の絵本「スノーマン」で知られるブリッグズは、8月9日朝、帰らぬ人となった。
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遺族は声明を発表し、こう綴っている。
「レイモンドの本が世界中の多くの人々に愛され、親しまれたことを私達は知っていますので、その方々はこの知らせを聞いて悲しむことでしょう。レイモンドにとって、彼の本からインスパイアされたファンからの絵、特に子供達の絵は宝物で、彼のスタジオの壁に貼られていました」
「彼や(パートナーの)リズは自然を愛し、(英南東部の)サウス・ダウンズで散歩したり、スコットランドやウェールズに家族旅行に出かけました。また家族やアーティストの友人達と、一緒に集まり、仮装パーティーをしたり夏には庭でパーティーをするなど、楽しい時を過ごしました」
ペンギン・ランダム・ハウス・チルドレンズの最高経営責任者フランチェスカ・ダウ氏は、「レイモンドの本は、人間であるということはどういうことかという本質的な質問を扱い、大人と子供の両方に、驚くべき簡潔な言葉とイラストレーションを通して語り掛ける最高傑作でした」と称えた。
「スノーマン」のアニメ作品は、イギリスで1982年のボクシング・デー(12月26日)に初めて放送されて以来、同国ではクリスマスに毎年放送されている。
またブリッグズは「さむがりやのサンタ」「サンタのたのしいなつやすみ」「風が吹くとき」「くまさん」などの作品でも知られている。
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