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手取り18.3万円の20代男性「低賃金かつ不安定であることを理由に結婚を断られた」

2022年08月10日 11:40  キャリコネニュース

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サービス系の会社で働く20代後半の男性(長野県/正社員/未婚)は手取り18万3000円、年収およそ250万円だ。男性は「地方在住かつ単身世帯なので、それほど困窮しているわけではないし、多少なりとも貯金できている」と語る。しかし、

「彼女に低賃金かつ不安定な職種であることを理由に結婚を断られた」

というから、かける言葉が見つからない。「日常的には倹約を強いられている。また家庭を持つことは厳しいと感じている」とも綴っており、自身も今の手取りで家庭を持つのは心許ないと感じているようだ。(文:福岡ちはや)

※キャリコネニュースでは「手取り20万円以下の人」にアンケートを実施しています。回答はこちらから https://questant.jp/q/6V8RFE22

「正社員の最低賃金は30万円くらいないと、文化的最低レベルの生活じゃない」

また手取り17万円だという30代後半の男性(大阪府/サービス系/正社員/未婚/年収およそ250万円)も、

「10年前と比べて物価が上がってるので、(手取りが)同額でもきつい。貯金もなく結婚を考えることもできない」
「共働きだと子どももかわいそうと思ってしまうので、この賃金では彼女を作ろうという気も起きない」

と、収入面の不安が恋愛や結婚の足かせとなっていることを打ち明けた。

「嗜好品をやめれば貯金も少しはできるだろうが、心が持たない。ボーナスもほとんどなく、有給休暇も制度はあるがコロナになるか出勤できないくらいの大怪我でもないと使えない。今となっては、正社員の最低賃金は30万円くらいないと、文化的最低レベルの生活じゃないと思う」

と憲法の生存権を引き合いに出して不満を綴った。現代では、恋愛や結婚は贅沢になってしまったのか。