トップの三上が最終コーナー立ちを上がる後方では、後方スタートの松岡玲(IBIS REI Racing)が4番手まで迫り、2番手でコントロールラインを通過。トップを走る三上の後を追う松岡は、2周目の1コーナーで早々に仕留めて先頭に立つと、徐々にペースを上げていき、三上との差を広げていく。周回を重ねるごとにベストラップを刻み、何度も自身のファステストラップを塗り替えていく松岡は、早くも10周目でバックマーカーをパス。
残すところあと1時間、バックストレート付近でOMRacing&KDC+T2Farmが転倒を喫した影響によりセーフティカー(SC)が導入される。残り24分を切ったところでレースはリスタート。この時点でトップは変わらずIBIS REI Racing、2番手には見事な追い上げを見せたMOTO WIN RACING、3番手には25番の磐田レーシングファミリーが続いた。
夏の祭典鈴鹿8耐を前に行われた鈴鹿4耐、トップを守りながら見事4時間を走り抜いたBIS REI Racing(松岡玲/永江伸崇組)がトップチェッカーを受けた。2位にはヤマハ発動機およびグループ会社の社員で構成されている磐田レーシングファミリー(遠藤晃慶/高居京平組)、そしてペナルティを受けるも怒涛の追い上げを見せたMOTO WIN RACING(村瀬豊/鈴木慎吾組)が3位でチェッカーを受けた。