セッション開始から1時間2分にはニッコロ・カネパ(YART - Yamaha Official Team EWC)が2分06秒408をマークして2番手に飛び込んでくる。カワサキ勢はジョナサン・レイ(Kawasaki Racing Team Suzuka 8H)が上位2台には及ばないものの、2分07秒台をコンスタントに記録しながら周回を続け2分07秒100というベストタイムを記録して3番手でピットへ戻る。
セッションは10時02分に残り8分で再開を迎えるも、ホンダワークスのTeam HRCが記録した2分05秒823を上回るマシンは現れずにフリー走行は終了。Team HRCが2番手に0.585秒差をつけてトップ、2番手に2分06秒408でYART - Yamaha Official Team EWC、3番手には最終アタックでKawasaki Racing Team Suzuka 8Hのレイを上回ったSDG Honda Racingの榎戸育寛が2分06秒838というタイムで続いている。
SSTクラスは開始早々からEWCクラスのタイムに劣らないタイムを記録していたのは南本宗一郎(NCXX RACING with RIDERS CLUB)だ。2分08秒363を叩き出し総合4番手につけていたが、井手翔太に交代しピットアウト後に最終コーナーで転倒を喫してしまう。マシンの修復に時間がかかり、セッション終盤まで復帰できなかったが依然トップをキープしていた。
セッション中盤には岡谷雄太(Kawasaki Plaza Racing Team)とSSTクラス2連覇を目指すTONE RT SYNCEDGE4413 BMWの石塚健がタイムを更新し合う。しかし2分08秒363上回るチームはセッション終了まで出てこず、トップは総合12番手で2分08秒363を叩き出したNCXX RACING with RIDERS CLUBが唯一の1分08秒台でトップ。2番手には総合17番手で2分09秒850のKawasaki Plaza Racing Tea、3番手には総合21番手で2分10秒326のTONE RT SYNCEDGE4413 BMWが続いた。2022年の鈴鹿8耐は、この後12時10分より予選1回目が行われる予定だ。