職場の人間関係を理由に仕事を辞めた人は少なくないだろう。キャリコネニュース読者からも、職場でいじめや意地悪をされて退職した経験談が多く寄せられている。埼玉県の30代女性(年収150万円)は、医療事務の仕事をわずか2か月で辞めたという。(文:林加奈)
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「ほかの仕事も見てればできるでしょ」とも言われたが……
女性は「看護師さんも院長もいい方でしたが」と前置きし、退職の経緯をこう語っている。
「同じ医療事務の先輩2人がひどかった。新人だから会計だけやるように言われてそれに従っていると、『気が利かない』『ほかの仕事も見てればできるでしょ』と言われ、気を利かせて動くと『会計だけやってと言ってるでしょ』。このやり取りが毎日。ほかにも理不尽なことが多々。完全に新人いじめ」
退職する際、女性は雇ってくれた院長に挨拶をしたいと申し出たが「院長は忙しいから煩わせたくない。私から言っときます」と退職の挨拶すらさせてもらえなかったと綴っている。
マスクをめぐる嫌味に耐えきれず
宮城県の40代男性(介護/年収200万円)は、人間関係を理由に1か月で退職。当時、新型コロナが流行り出し、マスクの品切れが続いていた時期だった。男性は持病持ちのため自己防衛のため大量にマスクを持っており、職場でも付けていた。しかし、テレビでは「マスクは意味がない」という情報が流れていたそうだ。そんなとき、
「私の近くに職員が来て『なんでマスクしているんですかね』とわざわざ聞こえるように話してきた。テレビで『やっぱりマスクは有効だ』と報道があると『マスク売ってないですね』と、また私の近くでわざと話始められ、暗に『タダで寄越せ』と言っているようなことをされた」
理不尽な圧力をかけてくる同僚に、不信感を覚えたようだ。これだけでなく、仕事においても意地悪をされたことがきっかけで退職を決意。「嫌なことをされ続けていたので、精神的にひどかったですが辞めて楽になりました」と語っている。