トップへ

半数以上が不安に感じる自然災害、どの警戒レベルになったら避難する?

2022年08月04日 17:51  マイナビニュース

マイナビニュース

画像提供:マイナビニュース
クロス・マーケティングは8月2日、「防災に関する調査(2022年)」の結果を発表した。調査は7月15日~17日、20歳~69歳の男女2,500人を対象に行われたもの。


まず、自然災害への不安度について7段階で尋ねたところ、13%が「とても不安を感じている」と回答。「不安に感じる」と答えた人は合わせて51%と半数を占めた。



災害が発生した場合に不安に感じる点については、「電気の停止」(61%)をはじめ「水道の停止」(57%)、「家族や知人の安否」(53%)、「食料の不足」(51%)、「建物の倒壊・破損」(49%)が5割~6割となっている。そのうち、最も不安に感じる人が多いのは「家族や知人の安否」となっている。



防災の必要性を感じるか聞いてみると、18%が「とてもそう思う」、47%が「ややそう思う」と回答。合わせて65%が必要性を感じている事が分かった。


災害発生の恐れがある場合、どの警戒レベルで避難するかを尋ねてみた。すると、最も多かったのは「警戒レベル4(避難指示)」で45%、次いで「警戒レベル5(緊急安全確保)」が19%となっている。60代では「警戒レベル3(高齢者等避難)」の回答が19%で比較的多いが、「警戒レベルに関わらず避難しない」も2割を占めている。



避難所生活となった場合の気持ちを7段階で聞いてみると、「とても不安を感じる」が35%で最も多く、不安に感じる人は合わせて72%に。女性や40代では「とても不安を感じる」が4割超となっている。


避難所生活になった場合の不安点は「プライバシー」「衛生面」「トイレ」の3つが目立ち、女性では「衛生面」と「トイレ」が特に多い。また、60代では「トイレ」が最も多く48%となっている。



他の地域で災害が起きた場合、「テレビ・新聞」「インターネット」で積極的に情報収集する人は約6割。一方で、「寄付をする/検討する」「ボランティア参加を検討する」は2割を下回っている。(フォルサ)