マツダ3とマツダCX-30、このふたつのモデルで行われた今回の一部改良では、パワートレイン・ラインアップのひとつであった2.0リットル直噴ガソリンエンジン車“SKYACTIV-G 2.0”を廃止し、新たに電動化技術を用いたマイルドハイブリッド搭載モデル“e-SKYACTIV G 2.0”が設定されている。
この変更により、マツダ3のパワートレイン・ラインアップはSKYACTIV-G 1.5、e-SKYACTIV G 2.0、SKYACTIV-D 1.8、e-SKYACTIV Xの計4つとなった。また、CX-30ではe-SKYACTIV G 2.0、SKYACTIV-D 1.8、e-SKYACTIV Xの計3つとなっている。
新設定されたe-SKYACTIV G 2.0は、パワートレインにベルト伝達方式のインテグレーテッド・スターター・ジェネレーター(ISG)と24Vリチウムイオンバッテリー、DC-DCコンバーター、回生協調ブレーキからなる、マツダ独自のマイルドハイブリッドシステム『Mハイブリッド』を組み込んだもの。モーターによるエンジンアシストによって始動・発進時により静かで上質な加速を実現する。
また、マツダは2車種の機種体型の見直しも実施。e-SKYACTIV G 2.0、ならびにSKYACTIV-D 1.8搭載車の上級グレードを“Proactive Touring Selection”に集約し、上級グレード車に見合うインテリア加飾やフレームレスの自動防眩ルームミラーを採用するなど、インテリアの質感をさらに向上させた。