原泰久原作による実写映画「キングダム2 遥かなる大地へ」のヒットを記念し、8月11日より全80ページの小冊子「キングダム伍巻」が全国合計100万名限定で配布される。
【大きな画像をもっと見る】公開19日間で、観客動員数216万人、興行収入31億円を突破した「キングダム2 遥かなる大地へ」。入場者プレゼントとなる「キングダム伍巻」では、原が考案した「キングダム2」のオリジナルストーリー部分のネームが、48ページにわたって初公開される。原が「今作で一番泣いたところかもしれません」と語る、敵に追われた信と羌瘣が夜通し語り合うシーンや、羌瘣が尾平に対し「だってお前はまだ生きているじゃないか!」と叫ぶシーンなどをネームの形で楽しめる。さらに、原のロングインタビューをはじめ、山崎賢人、清野菜名、岡山天音、三浦貴大、濱津隆之へのインタビューや、原と佐藤信介監督による対談なども収録された。今回の発表に併せ、原と佐藤監督からはコメントも寄せられている。なお、小冊子は劇場により配布数に限りがあるのでご注意を。
■ 原泰久先生コメント
□ オリジナルシーンに込めた思い
原作で描かれている部分は、漫画で既に感想をもらっているのである程度の担保があるんですが、映画オリジナルの展開はそれがありません。お客さんの反応を得ていないものをそのまま映像化してもらったので、一抹の不安がありました。でも結果的にそこが凄く強いドラマに仕上がっていて、完成したシーンを観て感動しました。面白かったし、今作で一番泣いたところかもしれません。あのシーン以降、羌瘣が出るごとに泣きモードに入ってしまいました。信との掛け合いを経て、羌瘣の感情が少しずつ変わっていく流れは何度でも観たいですね。
■ 佐藤信介監督コメント
□ オリジナルシーンのネームを見た感想
最初にネームがあると聞いた時、ぜひ見たいと思いました。実際には無いシーンですから、まさに“原作”。原画展等で先生の絵は見ていて、緻密な絵を描かれる印象があったのですが、ネームはまさにパワーだけが描かれていると思いました。パッションだけがそこにある感じです。だから、ページによっては先生のパッションに圧倒されて、見ているだけで体力を消耗してしまうくらいのパワーがありました。先生が何を言いたいのかという事以上に、どういう感情がこみあげてきているのかが凄く伝わってきました。役者やスタッフにも見てもらって、シーンを作り上げました。まさに先生の魂と言いますか、原作の奥にある物を見せてもらったような気持ちです。
■ 映画「キングダム2 遥かなる大地へ」
公開中
□ スタッフ
原作:「キングダム」原泰久(集英社「週刊ヤングジャンプ」連載)
監督:佐藤信介
脚本:黒岩勉、原泰久
音楽:やまだ豊
□ キャスト
山崎賢人、吉沢亮、橋本環奈、清野菜名、満島真之介、岡山天音、三浦貴大、濱津隆之、真壁刀義、山本千尋、豊川悦司、高嶋政宏、要潤、加藤雅也、高橋努、渋川清彦、平山祐介、玉木宏、小澤征悦、佐藤浩市、大沢たかお
※山崎賢人の崎はたつさき、高嶋政宏の高ははしごだかが正式表記。
(c)原泰久/集英社 (c)2022 映画「キングダム」製作委員会