どんなに良いイメージがあっても、実際に行ってみないと職場や社員の雰囲気はわからないものだ。東京都に住む40代後半の男性(ITエンジニア、システム開発・SE・インフラ/正社員/年収650万円)は、ある面接で大きく落胆した経験を話してくれた。(文:谷城ヤエ)
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挨拶をし始めたら「それならもういいや、履歴書みておくから」と即終了
男性が面接に訪れたある留学エージェントの社長は、業界ではちょっとした有名人だったようだ。
「当時は企業家として業界で雑誌やWebでも『パリッと』した爽やかで親しみモテる感じの社長さん」
という認識だった男性は、「面接できるのを緊張しながらも楽しみにしてました。担当の方に時間ちょうどに面接ルームに通してもらい、ドキドキしながら待ってました」と振り返る。
しかし5分、10分たってもまだ社長が来る気配がない。30分ほどたった頃、「突然ドアがバタンとあいて、その社長と思われる方が入って」きたという。すると……
「髪はボサボサ、ネクタイは半開き、Yシャツジワジワ、ノージャケット。立ち上がって慌てて挨拶するも、社長さんは(遅刻の)謝罪も挨拶もなくドカッと座って『で、今日は何?』と睨みつけるような対応」
男性が想像していた姿とは程遠いものだったのだ。さらに
「『あ、本日はお時間いただき…』と立ちながら面接を始めようとしたら、『あ、それならもういいや、これ(履歴書)みておくから』と終了。当然後からお祈りメール」
と面接はあっけなく終わってしまった。
「こんな裏表ある社長のところで働かなくて良かったですが、少しする面接でした」
と当時の心境を綴っていた。実際に会ってみなければわからないことは多いようだ。
モヤモヤ