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【8/1~8/7の運勢】8月1週目の運勢はどうなる?SUGARさんが贈る12星座占いをチェック!

2022年07月31日 22:11  isuta

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isutaでは今週も、SUGARさんが贈る週間占いを配信。

下半期の占いも公開しているので、ぜひ併せてチェックしてくださいね♡

今週のおひつじ座の運勢

おひつじ座をイメージした女性のイラスト illustration by ニシイズミユカ

背景に思い当たる

今週のおひつじ座は、自分がこうして今も生かされている不思議に思い当っていこうとするような星回り。

『八月がくるうつせみうつしみ』(寺井谷子)という句の前書きには、「八月九日、原爆投下目標地は当初北九州小倉であった」とあります。

小倉に1944年に生まれている作者にとって、毎年8月が来るたびにそのことを思わずにはいられなかったのでしょう。冒頭の「八月」以降すべてひらがなで書かれた文字の連なりを眺めていると、そこに書かれていないはずの「くるしみ」という言葉が脳裏に浮かんでくるはず。

あなたもまた、隠された苦しみや忘れていたかなしい現実に積極的にアクセスしてみるといいでしょう。

続きはこちらから 今週のおうし座の運勢

おうし座をイメージした女性のイラスト illustration by ニシイズミユカ

あなた誰?アボリジニ?

今週のおうし座は、自分自身で喜びの現実を創り出していこうとするような星回り。

『失われた時を求めて』第二篇第二部「土地の名―土地」のなかで語られる、「三本の樹」のごとし。

語り手は、祖母とその友人であるヴィルパリジス侯爵夫人と3人。夫人の馬車に乗ってバルベック郊外を散策していたところ、偶然に3本の樹を見かけ、いま現に自分の見ているそれらの樹々が「初めて眼にしたのではない、どこかで既に親しんだ光景に違いない」と不意に感じます。

あなたもまた、「ただ予感されただけに過ぎぬ喜び」にしっかりと自分を結びつけていくことで初めて人は真の生を開始できるのだ、ということを思い知っていくことができるかも知れません。

続きはこちらから 今週のふたご座の運勢

ふたご座をイメージした女性のイラスト illustration by ニシイズミユカ

これでいいのか

今週のふたご座は、しみわたる心地よさで身の内の不快を祓っていこうとするような星回り。

『桃食ひしあと吹く風に身をまかす』(村越化石)という句のごとし。「あと吹く風」のなかで、作者はこれまでに体験してきたさまざまな甘い記憶が甦っているのかも知れません。

生きていれば、どうしても不快なことの方が多いのは致し方のないことではありますが、怒りや不満で埋めつくされたまま自分を放っておくのではなく、こうして時に全身をつらぬく快でそれらを祓っていくことも、ある種のたしなみの1つと言えます。

あなたもまた、今はわが身を救うことを第一に行動していくべし。

続きはこちらから 今週のかに座の運勢

かに座をイメージした女性のイラスト illustration by ニシイズミユカ

解釈の余白にそっとたたずむ

今週のかに座は、冗談や誤解で言ったりやったりしたことが、意図せず自分の代表作の1つになっていくような星回り。

国文学としての「超芸術トマソン」のごとし。超芸術トマソンとは、赤瀬川原平が野球のトマソン選手にちなんで命名したもの。

日本の伝統的な美意識とされる「侘び寂び」というのも、ズレたもの、歪んだもの、そういう人びとの意識の“外側”にあって、人びとの恣意を超えて鮮やかなものをこそ味わう楽しみという点で、路上で「無用の長物」を見つけては観察し楽しんでいた赤瀬川らのやっていたこととまったく同じなのではないでしょうか。

あなたもまた、奇しくも何の意図もなく始めた楽しみが茶や能や俳句などの国文学とつながっていった赤瀬川のごとく、「ちょっとした変なもの」をこそ追い求めていくべし。

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しし座をイメージした女性のイラスト illustration by ニシイズミユカ

回復の道をゆく

今週のしし座は、アイロニカルな把握を通して平静を取り戻していくような星回り。

『胡瓜揉み吾をにくむ人面白く』(上田信治)という句のごとし。掲句は、自分自身も含めた人間存在の弱さや悲しさ、そして運命の皮肉を一歩引いた目線で見つめているのだとも言えます。

そして、そういうことというのは、何もしないでボーっとしたり、逆に深く考えを巡らせている時ではなく、かえって忙しく働いていたり、無心で家事をこなしているときに、ふっと起こるものなのでしょう。

あなたもまた、無理に気持ちをおさえつけていく代わりに、落ち着くべきところに落ち着いていくべし。

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おとめ座をイメージした女性のイラスト illustration by ニシイズミユカ

特異な役割を演じる

今週のおとめ座は、みずからの人生を輝かしいものにするための気づきを、みずから掴んでいこうとするような星回り。

10代で天涯孤独となり、放浪しながら職を転々としつつ、40歳でやっと港湾労働者として定職につきながら、大学で講義するまでの社会哲学者となったエリック・ホッファー。

労働は彼にとって生活を営むための手段であると同時に、そこで出逢った人びとや経験を通して、自身の思索を深くするための糧ともなりました。そして一緒に働く仲間の働きぶりや愛すべき人間性を観察するなかで、社会不適応者の弱者にこそ特異な役割があることに気づくのです。

あなたもまた、自分がどんな役割に徹していくべきか再確認していくべし。

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てんびん座をイメージした女性のイラスト illustration by ニシイズミユカ

念力と恬淡

今週のてんびん座は、苦しみを力に変えて生を書き換え続けていこうとするような星回り。

『念力のゆるめば死ぬる大暑かな』(村上鬼城)という句のごとし。耳が不自由で生活も苦しかった作者は、おそらく念力が衰えれば暑さで死ぬかも知れないという実感がからだの芯から湧き上がったのでしょう。

「念力のゆるめば」という言い方から、作者は普段から弱者としてこの世を生き延びることは地獄さながらの苦しみを伴い、つねに気を張っていなければとてもではないが継続不可能であるという実感を抱いていたのかも知れません。

あなたもまた、一句ができるくらいの「念力」をおのれの奥底から絞り出していきたいところです。

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さそり座をイメージした女性のイラスト illustration by ニシイズミユカ

成熟と発心

今週のさそり座は、意識と無意識との距離感がグッと縮まっていくような星回り。

無頼派を代表する作家・坂口安吾の、短い教員時代を振り返った自伝的作品『風と光と二十の私と』という作品に、「私はそのころ太陽というものに生命を感じていた」という1文から始まる箇所があり、その中に次のような一節があります。

「私と自然との間から次第に距離が失われ、私の感官は自然の感触とその生命によって充たされている。私はそれに直接不安ではなかったが、やっぱり麦畑の丘や原始林の木暗い下を充ちたりて歩いているとき、ふと私に話かける私の姿を木の奥や木の繁みの上や丘の土肌の上に見るのであった。」

あなたもまた、自分を根本のところで突き動かしている衝動に改めて繋がっていくことになるかも知れません。

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いて座をイメージした女性のイラスト illustration by ニシイズミユカ

絶妙な塩梅を探る

今週のいて座は、大局的な視点から自分たちを見据え、応えていこうとするような星回り。

『百年後皆笑ひ者ビール注ぐ』(加藤静夫)という句のごとし。掲句の作者は、自分を含めたいまの社会全体を見据えて「百年後皆笑ひ者」と書いたのでしょう。

そして、ともすれば不安と敵意にハマりこみがちな自分たちの心理を「まあ落ち着け」と和らげるつもりで「ビール注ぐ」と結んだのかも知れません(それとも、集団的狂気をより加速させ、もう引き返せないのなら行く処まで行ってしまえという意図か)。

あなたもまた、そんな作者のごとく、どうしたら自分たちの混乱と分断とを和らげていくためのムーヴをとっていけるかということが問われていくでしょう。

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やぎ座をイメージした女性のイラスト illustration by ニシイズミユカ

戦慄、うめき、不可解

今週のやぎ座は、不可解な邂逅をその不可解さごと受け止めていこうとするような星回り。

作者の綿密な観察と記憶とによって綴られた『怪しい来客簿』に収録された一篇に、「空襲のあと」という終戦前後の実体験に基づく話があり、そこに不可解な老婆が出てきます。

白い鼻汁をたらしながら焼け跡を歩き回る老婆の姿には、もっと黒いユーモアが込められているように思われ、なぜそうなってしまったのかが不可解であるために、ますます不気味さを増して、人間が生きていく限りの本質が確かにここに描かれているように感じられるはず。

あなたもまた、より奥深いユーモアをこそ求めていくことになるでしょう。

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みずがめ座をイメージした女性のイラスト illustration by ニシイズミユカ

見える身体と見えない身体

今週のみずがめ座は、非現実的すぎるのでも現実的すぎるでもない、ちょうどその中間地帯に目指すべき在り方を見出していくような星回り。

『ひんやりとしゆりんと朱夏の宇宙駅』(攝津幸彦)という句のごとし。

明かな非現実を言葉の力によってきわめてリアルに追体験させることができるのも俳句の魅力ですが、掲句の場合、さらにそこに夏の異称である「朱夏」という言葉を入れることで、絶妙に現実との連続性を保つことに成功している点において、きわめて特異な存在感を放っているように思います。

あなたもまた、どこにもなかった、それでいて懐かしさを感じさせるものにおのれを近づけていくべし。

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うお座をイメージした女性のイラスト illustration by ニシイズミユカ

自分自身の一部を手放す

今週のうお座は、複数の主観が合わさっていくような星回り。

「障害は世界を捉え直す視点」をテーマにキュレーターやプロデューサーとして活動している田中ひとみさんという方が、目が見える人と見えない人とで絵本を共有する読書会を開催したそう。そこでは時間の経過とともに、そこに見えていない個人の経験や思い出について、視覚の有無関係なくみんなが語り始めていったといいます。

立場を超えて人と対話をしていくためには、一個人として安定している秩序立った状態に逆らって、おのれを攪拌し、カオスを取り込んでいくような状況に定期的に飛び込んでいくことが不可欠となっていくはず。

あなたもまた、よりよい未来を創造していくためにも、自分が開かれていくような場へと積極的に足を運んでみるといいでしょう。

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