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クリス・ロック、ウィル・スミスの謝罪動画公開後“ビンタ騒動”をジョークにする

2022年07月31日 11:41  Techinsight Japan

Techinsight Japan

ウィルの動画公開後にビンタ騒動をジョークにしたクリス・ロック
米コメディアンのクリス・ロック(57)が、公演中のステージでウィル・スミス(53)との“ビンタ騒動”をジョークにした。この数時間前にはウィルが動画を公開し、クリスや家族に謝罪したいとの意を述べたばかりだった。

ウィル・スミスは現地時間29日に自身のSNSを更新し、今年3月に開催した第94回アカデミー賞授賞式の壇上でプレゼンターのクリス・ロックに平手打ちしたことについての心情を初めて語った。

ウィルはクリスや家族に謝罪したいと伝え、「あの時の行動が正しかったとは全く思わない」と猛省の意を述べていた。

それから数時間後の同日夜、米アトランタ州の「フォックス・シアター」でコメディショーのステージに立ったクリス・ロックは、ウィルとのビンタ騒動をジョークにしたのである。

クリスは現在、スタンダップコメディのワールドツアー『Ego Death』を開催中で、31日まで同シアターで公演を行っている。

米メディア『CNN』によると、クリスはウィルの謝罪動画には言及しなかったものの、スタンダップコメディの中でこのような冗談を放っていたという。

「誰もがクソみたいに被害者ヅラしようとしてる。もしみんなが被害者だと主張したら、本当の被害者の声が聞こえなくなるじゃないか。」

そしてクリスは、1991年に米ロサンゼルスに設立したヒップホップ・レーベル「デス・ロウ・レコード(Death Row Records)」の共同設立者で元CEOのシュグ・ナイト(Suge Knight)を引き合いに出した。シュグは2015年のひき逃げ死傷事件で28年の実刑判決を受け、現在も服役中だ。

クリスはシュグの名前にウィルの苗字“スミス”を合わせ、「『シュグ・スミス』に殴られた僕でさえも、翌日には仕事に行ったんだ。なんたって、子供がいるからね」と言ったのだ。

「『言葉が人を傷つける』と言う人は、殴られたことがないんだろう」とも発言したクリスは、今回のワールドツアー中に客席に向かってこの言葉を何度か放っている。

また今月24日に米ニュージャージー州で開催した公演のステージでもビンタ騒動に言及し、「さすがに、あれはクソ痛かった。だけど僕はそれを振り払い、次の日には仕事に行ったんだ。紙で指を切ったみたいな、些細な傷で病院には行かないからね」とジョークにしていた。

画像2枚目は『Will Smith 2022年7月29日付Instagram「Thanx y’all」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)