7月30日、大分県のオートポリスでENEOSスーパー耐久シリーズ2022 Powered by Hankook第4戦『スーパー耐久レース in オートポリス』の公式予選が行われ、ST-Xクラスの16号車ポルシェセンター岡崎 911 GT3R(永井宏明/上村優太/伊藤大輔)が総合ポールポジションを獲得した。
そんなST-XのAドライバー予選で速さをみせたのはポルシェセンター岡崎911のステアリングを握る永井宏明だ。スーパーGT GT300クラスでも活躍する永井は、ジェントルマンドライバーで争われるAドライバー予選でクラストップとなる2分00秒769を記録。2番手にはこの第4戦にスポット参戦を行う555号車PLUS with BMW Team Studieの山口智英が2分01秒247で続いた。
続くBドライバー予選でST-Xのトップタイムをマークしたのは前戦SUGOでレース終盤までトップを走行した23号車TKRI松永建設AMG GT3の元嶋佑弥となり、1分58秒882を記録してBドライバー予選を総合トップで終える。2番手には9号車MP Racing GT-Rの柴田優作が1分59秒071で続くも、ポルシェセンター岡崎 911 GT3Rを駆る上村優太が1分59秒376で3番手につけ、AドライバーとBドライバーによる合算タイムにより総合ポールポジションを獲得する結果となった。
ST-1クラスは、Aドライバー予選で堤優威が駆る38号車muta Racing GR SUPRAが2分06秒243でトップに立つと、Bドライバー予選では完全ウエット路面で名手織戸学が2分05秒820を記録した47号車D’station Vantage GT8Rがトップとなるが、合算タイムで38号車がクラスポールに輝く。
ミツビシ・ランサーエボリューションやスバルWRX STI、トヨタGRヤリス、ホンダ・シビック・タイプRという4車種7台で争われるST-2では、Aドライバー予選で225号車KTMS GR YARISを駆る平良響が2分05秒732を記録してクラストップで終える。しかし、Bドライバー予選で速さをみせたのは、名門シンリョウレーシングチームが走らせる6号車新菱オート☆夢住まい館☆DXL☆EVO10をドライブするベテラン菊地靖となり、2分13秒520をマークしてクラストップで終えると、合算タイムでも首位に浮上してクラスポールを奪った。