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チャールズ皇太子、「コモンウェルスゲームズ」開会式に愛車アストンマーティンを運転して登場

2022年07月30日 18:11  Techinsight Japan

Techinsight Japan

「コモンウェルスゲームズ」の関係者に歓迎されるチャールズ皇太子(画像は『The Royal Family 2022年7月28日付Instagram「Hello Birmingham!」』のスクリーンショット)
英バーミンガムで開幕した「コモンウェルスゲームズ」の開会式で、チャールズ皇太子が愛車アストンマーティンを運転して登場した。皇太子が所有する「DB6ヴォランテ」は、チーズや余剰ワインを燃料とするエコフレンドリーに改造されたものだ。

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英連邦の国や地域のアスリートが参加して4年ごとに開催される総合スポーツ競技大会「コモンウェルスゲームズ」の開会式が、現地時間28日にバーミンガムで開催された。

式典の会場となったアレキサンダー・スタジアムでは、エリザベス女王の代理としてチャールズ皇太子とカミラ夫人が出席した。

女王はコモンウェルス(英連邦)首長であり、コモンウェルスゲームズ連盟のパトロンも務めているが、最近移動が困難なため式典への出席は断念した。

この日チャールズ皇太子はカミラ夫人を助手席に乗せ、自身が所有するブルーのアストンマーティン「DB6ヴォランテ」を運転してアリーナに入場した。

この車両は、皇太子が21歳の誕生日を迎えた1969年に母エリザベス女王からプレゼントされた。2008年には、チーズを作る時の副産物である乳清や飲用に適さないワインから作るエタノールを使った、バイオ燃料で走るように改造された。

同車両の改造は、アストンマーティンのスペシャリストである英国の会社「RS Williams」が担当した。

チャールズ皇太子は2018年に英誌『Wallpaper』のインタビューに応じ、愛車をエコフレンドリーに改造したことについて、こう語っていた。

「最初エンジニアたちは、改造が上手く行くことに納得しなかったが、私は大丈夫だと主張したのです。改造を終えた後には、彼らはこの車のパフォーマンスが以前より良くなったことを認めざるを得なかったのです。」

皇太子が所有する「DB6ヴォランテ」は、2011年4月に執り行われた、ウィリアム王子とキャサリン妃がロイヤルウエディング後に乗ってパレードしたことでも有名だ。

挙式後にバッキンガム宮殿で開催した披露宴を終えた後、ウエディングドレスを着たキャサリン妃を助手席に乗せ、ウィリアム王子が父親から借りたアストンマーティンを運転していた。

車両にはリボンや風船が飾られ、後部には「JU5T WED(結婚したばかり)」と書かれたナンバープレートがかけられていた。2人はコンバーチブルの屋根を開けたオープンカーにして、集まった群衆に手を振りながらクラレンスハウスへと向かった。

「コモンウェルスゲームズ」の会場でアストンマーティンを降りたチャールズ皇太子は、開会式でエリザベス女王が書いた特別なメッセージを読み上げ、今大会の開幕を宣言した。



画像は『The Royal Family 2022年7月28日付Instagram「Hello Birmingham!」』『Kensington Palace 2018年4月29日付Twitter「Seven years ago today ― thank you for all the lovely messages on The Duke and Duchess of Cambridge’s wedding anniversary!』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)