KDDIは7月29日、7月の大規模通信障害の「おわび」として、ひとりあたり200円を返金すると発表した。返金の総額は73億円に及ぶそうだが、「200円」で許せるのか、許せないのか。ネットを見ると様々な声が噴き上がっていた。(文:昼間たかし)
怒る人、許す人。ネットにはさまざまな声が。
一人あたり200円という金額に対して、改めて憤りを表明しているユーザーは多かった。Twitterでは
「200円ってナメてますよね」
「遠足のおやつか」
「人様におわび金を出すときは、少なくとも紙幣だぞ」
といった、怒りの声が多く寄せられていた。
一方でこんな声もあった。普段のサービスに満足していると、たまの障害ぐらいは寛大な気分でいられるのかもしれない。
「通信障害のせいでお客さんからの連絡を受けずに週末過ごせた」
「普段の問い合わせとか 3キャリアの中でauが1番対応良い気がするから許す」
ただ、今回の通信障害では、「119番がつながらない」といった事態も発生。インフラ障害が起きた際の深刻さが浮き彫りになった。また、宅配便の配達状況確認やガス検針などのシステムも繋がらなくなるなど、auユーザー以外への悪影響もあった。
筆者もauユーザーなのだが、たまたま丸一日自宅にいる日で、自宅には別途ネット回線(wifi)があったので、ほとんど何の問題もなかった。しかし、これが外出中だったり、自宅にネット回線がなかったら、大迷惑を被っていたと思う。
逆にここまで必須な生活インフラを、毎月数千円で利用できているほうが、すごい事態なのかもしれないが……。いずれにせよ、こういうときにどう対処するかは、考えておかねばならないだろう。さしあたり自宅のネット回線は維持するとして……。