以前、女性向けに開発された某タイアップパチンコ機種が大ゴケしたという話を書いた記憶がある。パチンコというのはやっぱり男性の娯楽のイメージが強いもので、ユーザーの大半は男性だ。
女性ユーザーもいるにはいるが、主流派はやっぱり男性だし、大体どこの店でも男女比となるとせいぜい7:3ぐらいではないだろうか。
ではどうしてパチンコ屋には男性ばかり集まるのか? という話を、今回は今更ながら考えていきたい。(文:松本ミゾレ)
うるさいし不親切だし、いきなり1人でパチンコ屋デビューする女性はほぼ皆無
先日、5ちゃんねるに「なんでパチンコ屋には男の人しかいないの?」というスレッドが立っていた。スレ主は「女の人はどこで遊んでるんだろう」と書き込んでいる。
「いや、男の人だって大多数はパチンコで遊んでなんかいないんだよ、みんなもっと有意義な遊びをしていて、あんなのにハマってる落伍者は僕らぐらいだよ」とツッコミそうになってしまった。
女性客がパチンコホールには少ない理由。これについて「狩猟がそもそもギャンブルだからその名残」みたいな書き込みが見られたが、スレッド自体はそんなに盛り上がることがなかったのが残念。
スレ主は男女比を男性9で女性が1程度と認識していた。ただ、ホールにもよるが、実際よくよく観察すると女性も多少いるものだ。それでもさっき書いたように、せいぜい7:3って感じかなぁ。
やっぱりパチンコホールは騒音も著しいし、交換の仕組みも複雑だし、いきなり1人でデビューするのは男性ですら億劫な趣味だ。ましてそれが女性ともなると、余計に単独でのデビューはしんどいものだ。
パチンコホールの女性客、大半は彼氏や旦那の影響で始めてる?
ではどうして、女性客はパチンコホールに出入りするようになるのか? という話になるが、自分の周りだと、もうほとんどが男の影響である。付き合っていた彼氏、結婚した旦那の趣味がパチンコで、そういう男性ユーザーに連れられて出入りするようになった、というのがほとんど。
むしろ僕は、「いや、私はもともと1人で店に入って遊ぶようになった」という女性には、未だに出会ったことがない。いるにはいるんだろうけどね。でも相当なレアケースだと思うなぁ。
今でも、彼氏が夢中で遊んでる横で、彼女がつまらなそうにスマホをいじってるという光景を結構見かける。こないだも見た。そういうカップルがそのうちに別れてしまうんだけども、意外とその後に女性だけがホールに出入りするようにもなるのが面白い。
それこそ数年前、70代ぐらいのばあさんとパチンコしながら会話したときも「旦那に連れられてパチンコするようになった」という話を聞かされたものだ。今ではホールの客も高齢化が顕著だが、現在パチンコをしている高齢女性たちも、そもそもは旦那さんきっかけでやるようになった、という人が多いのではないだろうか。