採用面接には、意外な展開が待ち受けていることもある。キャリコネニュースの面接をテーマにしたアンケートに、こんな声が届いた。
三重県に住む30代後半の男性(その他/年収100万円未満)は、面接の中で「人生面談」が始まったと綴る。(文:永本かおり)
※キャリコネニュースでは「面接での信じられないエピソード」をテーマにアンケートを実施しています。回答はこちらから https://questant.jp/q/74FZSHAJ
「私ならこういう資格を~」面接官が謎の助言
男性の面接時間は、30分間で予定されていた。しかし、
「10分で採用に至らないと言われ、残りの20分は職歴を追いながら『何故この時にこういう資格をとらなかった?』とか『私ならこういう資格とる』とか人生面談になった(笑)」
おせっかいか、親切か。紙一重だが、志望先の人から真剣なアドバイスをもらえたとしたなら、男性にとってはよかったのかも。
一方、電器店のパート面接を受けた40代後半の女性(岡山県/事務・管理/パート・アルバイト/年収100万円)は、女性はパートの面接で筆記試験を課されて驚いたという。
「ただのパートの面接なのに、試験があり、ビックリした。時間給にして850円。通勤費なし。試験の内容は漢字や、税込み計算、コロンブスが発見した大陸?などあり、この電器屋さんおかしい?と思った」
ただ、小売店のパート勤務だと、簡単な漢字の読み書きや、消費税の計算は必要だろう。こういうのはテストが手っ取り早いので、最近は採用テストを作成する業者もある。「コロンブスが発見した大陸?」の知識を仕事で使うかはわからないが、一般常識の範囲内だろう。
面接会場と駅の間に距離があり、大雨が降っていたことから「車で面接場所まで向かった」という60代前半の女性(静岡県/その他/契約社員/年収100万円未満)は、乗りつけた車の車種が問題となってしまった。納得できない様子でこう書いている。
「面接場所に外車に乗って行ったら、それを見られて、うちにはふさわしくないと言われた」
よく言われるフレーズに「面接は会場に入る前から始まっている」というのがあるが、乗っている車までチェックしているとは目ざとい面接官だ。まあ、わざわざ相手にそれを告げなくてもいい気はするが……。