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学習塾の夏期講習、求めるのは「苦手科目の克服」「授業内容の復習」

2022年07月29日 09:51  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
イオレはこのほど、同社が運営するグループコミュニケーションサービス「らくらく連絡網」を利用中の子育て世帯を対象に、「夏期講習」についてのアンケートを実施し、結果を公表した。



同調査は2022年7月13日~7月20日、小学生から高校生の子どもを持つ「らくらく連絡網」の利用者702人を対象に、インターネット調査にて実施した。


子どもにとって旅行や部活など多くのイベントがある夏休み。その一方で一学期の授業の苦手克服や、二学期からの勉強に差をつけるための大事な期間でもある。



多くの塾で夏期講習が実施されるが、子どもに夏期講習を受けさせるか否かを迷う保護者も多くいるのではないだろうか。



今回の調査では、夏期講習に通わせる予定はあるかという質問に31.2%が「はい」と回答し、3人に1人が夏期講習を受講しているという結果となった。



また学年別の傾向としては小中高と共通して学年が上がるごとに増加傾向となるが、入学して間もない中1、高1では、一つ下の学年に比べて受講している割合が低くなる結果となった。夏期講習を受講している割合が最も大きかったのは中学3年生で54.8%だった。



続けて、「夏期講習に通わせる」と答えた人を対象にアンケート調査を行った。


夏期講習の日数で最も人気が高かったのは「8~14日」で34.7%、形態は「集団学習」で59.4%という結果に。また夏期講習に初めて通わせた学年は中学1年生が最も票が多く、21.9%という結果となった。

夏期講習の授業内容に求めることとして最も高い結果となったのが「苦手科目の克服」。次いで「授業内容の復習」「受験対策」となった。一学期の授業で学んだことを夏休みの間に復習し、苦手を無くすことを目的に受講させている人が多い様子がうかがえる。


夏期講習を受講する上で不安に思うこととしては、「子どものモチベーション維持」が他項目に大差をつけて最も多くの票を集めた。


夏期講習にかける費用で最も得票数の多いものは「1~5万円」となった。



また、「夏期講習に通わせない」、「検討中」と回答した人にアンケート調査を行った。


夏期講習を受講させない理由として、「塾に通っていないから」「費用が高いから」「子どもが望んでいないから」が僅差で上位3つに挙げられた。特に元々塾に通わせていない家庭にとっては、夏期講習はハードルの高い。「その他」の回答では、「部活が忙しいから」という理由が多く挙げられている。


また、学習面において心配なことで最も票が多かったことが「学習状況・成績」だった。夏期講習を受講しない家庭でも、多くの人が子どもの学習状況や成績を気にしていることがうかがえた。(エボル)