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JR九州、夜明駅の日田彦山線専用番線を5年ぶりに列車が走るツアー

2022年07月29日 07:01  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
JR九州は、約5年間にわたり使用を停止している夜明駅3番線に再び列車を走らせる日帰りツアーを8月27・28日に実施すると発表した。


夜明駅3番線は、かつて日田彦山線の専用番線として使用されていた。日田彦山線の添田~夜明間は2017年7月の九州北部豪雨災害で被害を受け、現在に至るまで代行バスで運行しているため、夜明駅3番線も使用されていない。2023年夏、添田~夜明・日田間のBRT化が決まっており、今回、「最後に夜明駅3番線を列車が走る特別なイベントツアー」として3つの企画を用意した。

第1弾は「BRTにふれる特別な鉄旅」と題し、8月27日に開催。添田駅から日田彦山線・後藤寺線・筑豊本線・鹿児島本線・久大本線を経由して夜明駅3番線に至り、夜明駅を散策する。続いて貸切バスに乗り、BRTの工事現場を訪ねる。旅行代金は大人1万4,800円・こども1万3,500円。第2弾は「天ヶ瀬駅行&午後ゆったり天ヶ瀬温泉特別な湯旅」と題し、同じく8月27日に博多駅発着コース・日田駅発着コースの2コースを予定している。どちらも夜明駅での自由行動と天ヶ瀬地区の観光を含む行程。博多駅発着コースは、往復ともに特急「ゆふ」を利用する。



夜明駅にて、地元の井上酒造による日本酒試飲や販売も行う。天ヶ瀬地区ではキッチンカーが出店する夜カフェ営業を開催するほか、当日も使える天ヶ瀬温泉パスポート(温泉入浴回数券)を配布する。旅行代金は博多駅発着コース大人1万800円・こども8,200円、日田駅発着コース大人4,300円・こども3,700円。



第3弾は「『隈・小鹿田・夜明・天ヶ瀬』日田を感じる特別な里旅」と題し、8月28日に実施。博多駅発着で、日田祇園山鉾会館散策や三隈川と亀山公園を望む「ステーキ茶寮 和くら」で昼食を取り、小鹿田焼の里で町歩きなどを行う内容となっている。夜明駅では日本酒の試飲と販売を行うほか、駅周辺を散策する時間も設ける。博多駅からの移動は、往復ともに特急「ゆふいんの森」を使用。旅行代金は大人1万5,800円・こども1万3,200円となっている。



全コース共通で、キハ40形またはキハ47形の2両編成に特製ミニヘッドマークとサボを掲出して運行するほか、車内装飾を行う予定。参加者に特別台紙付き駅名標キーホルダーなどのオリジナルグッズを配布する。いずれもSTORES予約「JR九州トラベルデスク」のページで予約を受け付ける。(佐々木康弘)