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花江夏樹&石川由依が声の出演、津田健次郎がナレーション 『東京流氷』8月公開決定

2022年07月29日 07:01  リアルサウンド

リアルサウンド

(左から)津田健次郎、花江夏樹、石川由依

 大量の流氷と雪とプロジェクトに関わる人々を追いかけたドキュメンタリー映画『東京流氷~COOL IT DOWN~』が8月19日に公開されることが決定。あわせて、花江夏樹と石川由依が声の出演、津田健次郎がナレーションを担当することが発表された。


【写真】『東京流氷~COOL IT DOWN~』場面写真


 2020年、東京でオリンピックが開催されることになった。ところが、地球温暖化の影響で東京の温度は年々上昇し、競技そのものの実施を危ぶむ声が出ていた。そんな中、北海道・網走沖に毎年漂着する大量の流氷や、富山の豪雪地帯に降る大量の雪を活用して、気温上昇に苦しむ都市部を冷やす事ができないかと「流氷と雪の運搬計画」が密かに進行していた。しかし、東京五輪は延期が決定、行き場を失った流氷や雪はどうなったのか。


 一人また一人と、プロジェクトから離れていくスタッフたち。企画・監督の角谷公英は「その中で出会った日本人の美しい『助け合い』の精神を多くの人に知ってもらいたくこの一部始終をドキュメンタリー映画にすることにしました」と本作への想いを語る。


 行き場を失った100tの流氷と1000t雪、そしてプロジェクトに関わる人々を追いかけたドキュメンタリーに花江が“流氷の声”、石川が“雪の声”で参加する。また、ナレーションを津田が担当。音楽は小山絵里奈、そしてAIが本作のイメージソング「WE HAVE A DREAM」を手がけた。プロデュースは、『ミッドナイトスワン』で第44回日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞した森谷雄が務める。


 また、8月5日から8月9日までトレッサ横浜にて「流氷展示&北海道物産展」の開催が決定。期間中は実物の流氷の展示と北海道物産展が行われ、ステージでは、ゲストとして「流氷の産地」北海道羅臼町の観光大使・澤田知可子によるスペシャルステージを予定している。さらに、8月10日から13日にかけてJR高輪ゲートウェイ駅にて、8月15日からはフジテレビにて流氷展示イベントが開催され、期間中は実物の流氷の展示が行われる。


 なお、8月30日までクラウドファンディング「うぶごえ」内の「東京流氷」特設ページでは、「東京流氷」先行地元上映会を実現する北海道応援プロジェクトが展開中。流氷の「オリジナル動画」や流氷の「ファーストタッチ」権、丸ごと流氷などのコンテンツが用意されている。


■コメント
・花江夏樹


僕自身、流氷について全く知識がありませんでしたが、
この映画から、流氷の目線を通して、
今我々が住んでいる地球が抱えている問題を知ることができました。
皆様にも少しでも伝えることができたら嬉しく思います。


・石川由依


北海道の流氷と富山の雪を運んで、東京五輪を冷やしちゃおう!というビッグプロジェクト。あまりに壮大な企画に、正直私も「そんなことできるの!?」と半信半疑でした。でも、新型コロナウイルスの流行という予想外の事態も含め、様々な困難にぶち当たりながらも本気で挑戦する人々の姿に、「無理」なんてことはないのだと、そしてやってみなければわからないことが沢山あるのだと学びました。きっとこの1歩が、未来の何かに繋がっていくのではないかと思います。


・津田健次郎


流氷を東京に運ぶという壮大な計画の行方と、そこに関わる人々のドラマは何だかおかしみがあります。暑いんだから氷で冷やそうというシンプル極まりない子供の様な発想からはじまった物語は、しかしとてもシンプルにはいかず大変な苦労を伴い、事件も多発。本気で何かを成し遂げるのは結構大変なのである…仕事をしている人皆が通る道、仕事だけじゃなく頑張る皆が通る道。共感である。環境問題や様々な切実なる難問を提議しつつも、人々がバタバタ頑張っているのを観るだけでも面白い、そんな映画です。


・企画/監督・角谷公英


とあるイベントの責任者を務めていた2011年、大震災のため電力を止められた時に思いついたアイデアは、11年の歳月を経て予期せぬ「映画」として皆様に見てもらう事になりました。
数多くの失笑をくぐり抜けながら出来たこの作品は、生い立ち同様「奇想天外」な仕上がりになっております。
今年も猛暑ですが、親子で夏休みの自由研究として大スクリーンで「暑いけど地球は救える」事を体感していただければと思います。


・プロデュース・森谷雄


子供のような発想で「東京五輪」を冷やそうとした人々の姿を膨大な映像の中に見た時、これは絶対に映画にすべきだと思いました。今、僕たちが直面している問題=新型コロナ、地球温暖化、世界的分断……。この映画を観れば人間がそれらに立ち向かう為の「勇気」や「気付き」を貰えるはずです。是非、ご家族で友達同士で恋人同士で、大切な人と一緒にSDGsに触れてみて下さい。そこにはきっと自分たちの「未来へのヒント」があるはずです。


(リアルサウンド編集部)