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京阪電気鉄道5000系、デビュー時の姿で「SANZEN-HIROBA」復刻展示

2022年07月28日 22:31  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
京阪ホールディングス、京阪流通システムズ、京阪電気鉄道は28日、京阪流通システムズが運営する「KUZUHA MALL」内「SANZEN-HIROBA」において、京阪電車で活躍した5000系をデビュー当時の姿で2023年春に復刻展示すると発表した。


5000系は1970(昭和45)年12月に京阪線へ導入された。ラッシュ時に5扉すべて使用することで乗降をスムーズにし、それ以外の時間帯は2扉を締め切り、扉上部に格納していた座席を下降させることで座席数を増やせる車両として長く愛されてきたが、ホームドア導入に伴う扉位置の統一のため、2021年9月に引退した。



さまざまな知恵や工夫を凝らした5000系を京阪の「進取の精神」の象徴として、先頭車(5551号車)の半両分を保存し、「SANZEN-HIROBA」に復刻展示することになった。車外塗装や座席色など、車内・車外の設備を1970年のデビュー当時の姿に復刻するほか、座席昇降もできる状態とした上での保存とする。

5000系と同様、京阪線で長く活躍している2600系の先頭部分カットモデルもあわせて展示。すでに設置している旧3000系と合わせ、往年の名車3系列を一堂に展示させる。3社は2023年春の復刻展示に先駆け、「5000系復刻プロジェクト」と銘打ち、体験イベントをはじめ、5000系の部品・オリジナルグッズ販売などの各種企画も実施する。



寝屋川車庫にて5000系の撮影会と座席昇降実演の見学を行う「5000系車両撮影会」は8月20・21日に実施。申込みは「e-kenetマーケット」にて、7月29日12時30分から8月15日23時59分まで受け付ける。小学生を対象に、5000系の「座席昇降実演・車両見学」「車掌体験」がセットになった体験イベント「小学生限定5000系車両体験イベント」は8月27・28日に実施。イベント特設ページにて、7月29日12時30分から8月15日23時59分まで申込みを受け付ける。



その他、10月以降に車内部品(運転台部品・5000系ラッシュ用扉・5000系格納式座席)の販売も予定。10月開催予定の京阪電車オリジナルグッズ販売会にて、5000系復刻プロジェクトオリジナルグッズも販売する。(木下健児)